おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

K子さんのこと

K子さんと初めてお会いしたのは、たしか河又の岩場で、Kスケさんと一緒に来ていた。
彼女は、フリーのグレードをどんどん上げたいというより、トラッドルートやアルパイン系のルート、アイスクライミングなど、さまざまなところで登りたいオールラウンドクライマー志向だったので、そこが自分とは若干異なり、その後フリーのゲレンデで一緒に登ったことは、1回だけだった。
ただ、ジムではよくご一緒させていただいた。錦糸町が多かったが、今年の正月には川口でも登っている。このブログでも「K子さんと錦糸町」という記述がしばしば出てきている。

錦糸町で登った後、帰りの電車が途中まで一緒だったので、話しながら帰った。クライミングのことだけではなく、仕事の悩みなど、いろいろな話をしたことが懐かしい。

9月の初旬にKスケさんから、彼女が剱岳で遭難をしたという報せがあった。ネットで検索すると、ニュースにもなっていた。捜索により、彼女と一緒に行ったパートナーは、遺体で見つかったが、彼女は発見されない。もしかしたら、どこかで生きていて、捜索を待っているのかもしれないとも思ったが、1週間経ち、2週間経ち、状況は絶望的になった。
聞くところによると、雪渓の下に流されると、遺体が永久に発見されないことも多いという。
それではかわいそうだ。ご家族もやりきれないだろう。

Kスケさんが、2回現地に行き、その2回めで遺体が発見された。泊まっていた真砂沢ロッジのすぐ近くの雪渓下の沢にいたという。発見されて本当によかった。Kスケさんはじめ、関係者のご尽力には頭が下がります。

そのような状況なので、こちらでの通夜や葬儀といったことも行われなかったが、先日、お別れの会があり、参加させていただいた。
たくさんの山関係、クライミング関係の仲間が参席し、それ以外にも、お仕事関係や、学校関係のお友だちもたくさんいらしており、変な言い方だが、にぎやかに盛り上がり、良い会だった。

K子さんのことをここに書こうかどうか、ずっと迷っていたのだが、お別れ会が終わったことで、自分の中で一区切りがつき、書くことができた。

K子さんの魂が安らかなることを、お祈り申し上げます。
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by seeyou44 | 2015-11-30 13:30 | よしなしごと


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