おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

「秋葉大権現」RP!/(CM144、外35、北川22)

昨日と同じく0823着の電車で北川に通勤。定期券、は冗談だとしても、回数券は本当に買ってもよいくらい。

駅でgaruさんの車に拾ってもらい、歩かずに岩場下まで。
予想気温は昨日より若干低いが、晴れ渡っており、少し陽が射すので体感は昨日より高い感じ。
壁はパリパリに乾いており、しかも昨日ほど冷たさは感じず、最高の状態。

この良い状態を予想したかのように、岩場は大盛況だった。自分と同じく毎週通勤のNさんYさんペアをはじめ、昨日もお会いしたツヨポンさんたちパン2組、Kジマさんたちロックランズ組、その他で朝から20名近く。さらに、少し遅れてよく見かける学生集団も現れて、総勢30名近くに。これほどの混雑は久しぶり、というか初めてかも。混みすぎだと言って他の岩場に転戦していくグループもいたほど。

幸い、一番乗りで岩場に着いたので早々にアップを済ませることができた。
「錦ヶ浦・ひろし君」「バトル」「北落師門」あたりは人気だけど、「秋葉大権現」トライは、自分だけの様子。まずはムーブを確認しておこうと、さっそく1便目を出すことにした。

いつものように、1ピン目をクリップ後、一度クライムダウンして、手をシェイクしてから登る。
自分の核心である2ピン目手前の右手カチ。気合を入れて取りに行き、一発で決まった。3ピン目をクリップし、小レストの後、声を上げながら中間カチ地帯に入り、4ピン目の悪いクリップに成功。次の小悪い左手ガストン取りも決まった。ここまで来てようやく、「行ける」と思う。
だか、指がヨレて、感覚が悪くなってきた。「ヨレてきたー」と泣き言をいうと、ギャラリーから大きなガンバコールがかかり、勇気づけられる。意を決して次のガバへ左手を出す。止まったが、消耗も激しい。ちょっとでも持てるように、指のテーピングを歯で噛んで剥がす。ここまで来たら落ちたくない。V字凹み部分を、慎重かつ素早く乗り越えた。大きく息を吐き、終了点へ。
「秋葉大権現」12b、RP。

スマートさとはかけ離れた必死の登りで、最初の核心右手取りから、上部のレストポイントまでほとんど野良犬のようなうなり声をあげ続け。うるさかったと思うが、みんな暖かく応援してくれて嬉しかった。力をもらいました。ありがとう!
1便目で登れるとは思っていなかったので、ビデオ撮影をしなかったのが残念。

朝早々から目標を達成してしまい、あとはのんびり。昼寝の合間に、「バトル」の核心を少し触らせてもらったり(厳しい!)、「謙譲の美徳」を軽く登ろうと思ってマジ落ちして敗退したり(情けない!)して、おしまい。

帰りもgaruさんの車で駅まで送ってもらった。ありがとうございました。捻挫した足でヒールしての「北落師門」RPお見事。根性ありますね!

通勤組のNノさん、「錦」あと一歩。ガンバ!

Kジマさんは、「バトル」を登って、北川全ルートコンプリート。おめでとうございます!その強さがうらやましい。


●「秋葉大権現」(12b)ルート雑感
このルートは大きく3パートに分かれている。下部がデッドポイント多発のパワームーブ、中間部はカチが続いて少しバランシーで、4ピン目のクリップがやや悪い。その後はガバ地帯で小さな乗り越しムーブ、という感じ。そう長くはないが、多様なムーブがあって、とても充実するというか、難しいルートだ。

強い人は、4クリップ前後の中間部が核心だと言うことが多いみたいだけど、運動神経が鈍い自分は、とにかく2クリップ目までのデッドポイントムーブが苦手で、とても苦労した。

このグレードを登ったのは初めてなので(今までは城山の「生と死の分岐点」(12ab)が最高)、グレーディングについてはよくわからないが、自分が登った中では、確かに一番難しかったと思う。
記録を振り返ると、5月からトライを開始してまもなく、6月初旬にはワンテンになった。これならすぐに登れるだろうと思いきや、このワンテンはマグレだったらしく、それから今日で12日目! トライ数にして30便以上は出しているはず。夏のオフシーズンを挟んだとは言え、ずいぶんかかったものだ。ホントに苦手だったのだろうな。
これまでにないくらい時間がかかったので、登れてうれしいというより、ホントに登れたんだという信じられない気持ちと、とにかくホッとした気持ちの方が大きい。でも、また登ってみたい。そういう気にさせるルートです。

ビレイに付き合ってもらった皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとうございました!


●「秋葉大権現」ルートの注意点など
1クリップ目は、ヌンチャクがかかっていれば、自分の身長(164)くらいなら、プリクリしなくてもホールドを持って掛けられます(マスタースタイルではかなり厳しいと思います)。

2クリップの手前(右手取り)で落ちると、横に振られる、かつグラウンドしやすいので、慎重なビレイが必要です。ビレイヤーが壁際だとクライマーとぶつかるので、下の地面に降りて、少し壁から離れている方がいいでしょう。落ちても壁にぶつかることはないので、張り気味にした方がいいです。流すのはNG。(なお、脇のとがった岩にかぶせてあるタイヤは、大落ちしたときのためのクッションなので、そのままにしておいてください。)

4クリップ目を超長ヌンにすれば下のガバから掛けられるようにできますが、それはルートの価値を削ぐのでやめた方がいいと、個人的には思います。

6クリップ目の後は、V字状に凹んだあたりを真っ直ぐ乗り越します。カンテの右に出るのはNGです(と初登者が書いています)。


●気温、服装メモ
飯能の予想最高気温は17度。昨日より2度ほど低い。現地の気温は12~13度で、昨日とほぼ同じ。しかし午後からは陽が差して、体感は昨日よりはやや暖かかったか。夕方から少し風が吹いていた。

岩も昨日よりは暖かく、登るにはちょうどいい具合。
昨日は岩の冷たさに懲りたので、使い捨てカイロを用意しようと思っていた。が、巣を出てから忘れたことに気づいた。池袋駅での乗り換えの際、駅の目の前のマツキヨが開いていたので、10個298円で購入したが、結局必要なかった。

巣を出る時は、長T+シンプルガイド+バーブパンツ。ダウンコートと、半Tを持参。ついでにフリースブランケットも。登る時は長T+半Tでちょうどよい。レスト中はその上にダウンコートで寒さは感じないが、寝る時は足元が冷えるのでブランケットをかけた。

足の傷が心配なので、左膝だけプロテクターを装着。ヘルメットはなし(かぶるのを忘れいていた)。

シューズはソリューション3号(Mi6改)。

▼ようやくシーズンイン!岩場は大盛況でした。
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by seeyou44 | 2015-11-02 12:10 | 外岩クライミング


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