おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

むしろ後退か!?秋葉大権現/クライミングメモ84(外19、北川13)

木曜くらいまでは、「今週末は今年一番の大雨」の天気予報だった週末だが、ついに日曜晴れマークが出るまでに変わってしまった。あまりにも変わりすぎだろう、天気予報。

buchiさん、Tハシさんと北川へ。M田夫妻も合流。
金曜から土曜の午前中にかけて雨が降っていたので、染み出しや結露が心配だったが、壁はほぼカラカラに乾いている。湿度が低いからだろうか?結露もない。
北落ラインやミンボーの核心あたりは少し濡れているところもあったし、秋葉大権現の足ホールドあたりなど、ところどころ染み出しはあったが、それは今の時期なら仕方ないだろう。染み出しのないところはカラカラに乾いており、まず90点といった具合。

なにより、「真夏日」の予報に反して(またか)、現地は涼しく、からりとした風が適度に吹き、大変爽やかな空気感。現地は我々5名以外に、2組4名の計9人。もったいないくらいの、この季節にしては最高に近いクライミング日和だった。
レスト中の昼寝は最高に気持ちよかった。

季節からして、RPをかけたトライをするならこれだけ状態のいい日は、しばらく無いようにも思える。
そして、そのチャンスをしっかりとものにして、buchiさんが「ルンルンひろし君」を見事にRP!おめでとう。
また、「秋葉大権現」狙いのTハシさんは、完全にムーブを作り、大権現を追い詰めたものの、4ピン目の微妙なクリップでわずかに手間取り、本当に惜しいところでRPを逃した。しかし次回は確実に登れそうな体勢になっている。

一方、自分はといえば、またしても不甲斐ない登りで、情けない限り。3便出したが、ボロボロだった。

昨日は江戸川橋から帰り、銭湯に行った後すぐに寝た。珍しく12時前に寝たので、5時間以上寝ている。
そのおかげで、いつものような、寝不足による体の重さもあまり感じない。壁の状態はいいし、暑くもない。つまり、主体的にも客体的にも、言い訳できるような条件の悪さはなく、登れないのはただ下手クソなだけ、前に一度できたのは、どうもまぐれだったらしい、というあまり認めたくない現実を突きつけられる。

斜めカチまでつながる確率が10%くらい。それも、中継なしで直接取れたことが一度もない。先週は1回は中継なしで取れたから、先週より後退しているかもしれない。
そして、斜めカチから右上カチが、どうしても取れない。もう永久に取れないのではないかと思ってしまうくらい、取れない。

左手を十分に引きつける(肘を後ろに引いて、鎖骨を壁に近づけるイメージ)。そのために左足をスメア的に使って(踏むとか蹴るとか)腰を入れる(上げる)こと、の2点を意識すれば、イチかバチかのデッドではなく、スタティックに近い形で取れるはず。そこで十分な引きつけをするためには、やはり余力がないと。スタートから、一連のムーブを再検討した方がいいのかもしれない。

ただ、3便目で2ピン目クリップからあとをつなげてみたら、上部のハング前までつながった。(4ピン目の下の辺りは、足位置を少し変えた方がいいかもしれない。)
前も思ったが、自分の場合、4ピン目のクリップはそんなに大変ではない。2ピン前の右手カチ取りの方がずっと厳しい。


●4ピン目の後の左ガストンガバについて
レストしてるとき、ふとTハシさんが「4クリップ目の後、2つのカチを取った後の左ガストンガバは、使っていいのだろうか?」と言った。
言われてみると、最初に登った時に、ちょっと左に逃げている感じはしたし、そこから上のレストポイントである丸ガバまで、ずっとボルトの左に体がある。

2つカチの右上に外傾ガバがあるのだけど、自分はこのホールドをまったく使っていない。
次のブログに「ルンルン・ヒロシ君側をあまり限定しなければもっと楽なムーブがあるかもしれない。」という、「限定しない楽なムーブ」になっているかもしれない。

こーどれすらいふ
http://cordlesslife.blog.fc2.com/blog-entry-53.html


ただ、このガストンガバは、「ルンルン・ヒロシ君」では使わないホールドである。そのさらに左の(ヒロシ君で使う)おにぎりガバまで行ったら、明らかにNGだと思うが、ガストンガバまでなら不自然ではないと感じる。
また、この少し遠いガストンガバ取りも、言うほど楽ではない。出すときはいつも「落ちるかも」と思って、びびりながら出していて、らくらく取れる、という感じではない。

ちなみに、Youtubeで勝井プロが「秋葉ヒロシ君」を登っている動画でも、この左ガストンガバは使っている。

もっとも、ガストンガバを使わずに、右上の外傾ホールドを直接取りにいった方が、より直登的であることは確かだ。
いずれにしても、次回に試してみたい。


●1ピン目のクリップについて
このルートは1ピン目が高いので、一見プリクリが必要に見える。棒を使って(残置の木の枝がある)、1ピン目のヌンチャクにロープをプリクリする人が多いし、トライの最初のころは自分もそうしていた。
しかし、実際は、ムーブの途中、左手をアンダーで持ったまま、右手でクリップできる。(中くらいの長さのヌンチャク(ペツルでいうと18センチ)だと、なおやりやすい。だが、それより長いヌンにするのは、2ピン目の手前で失敗して落ちた時に、下の岩にぶつかる危険が増す)。
練習のときはともかく、RPトライであれば、下からクリップできるのに、棒でプリクリして登るのは、自分は好きではない。クリップ体勢がきつくて疲れるなら、クリップしてから一度クライムダウンすればよい。

なんでこんなことをわざわざ書くかということ、『ROCK&SNOW』誌59号に掲載の「12aでは落ちられない」で、松島暁人氏がこのルートを登っているが、「プリクリは必須だと思う」「プリクリありですよね?」と書いているからだ。
この連載では、たぶんマスタースタイルでOSを目指しているのだろう。たしかに、マスタースタイルで登るなら、プリクリ必須だと思う。下地が悪いので、落ちたら危険だ。
しかし、マスタースタイルではなくヌンチャクをかけておいてから登るなら、身長160cm以上の人なら、プリクリは必要ないと断言できる。(身長150cmくらいの人だと、きついかもしれない)。
もちろん、それでもプリクリして楽に登りたいと思うのであれば、それは登る人の自由である。
だが、影響力の大きい雑誌の記事によって、マスタースタイルではない場合でも「プリクリ必須」だという、間違った情報が広まるのはよくないと思うので、あえて付言しておく。


●気温、服装メモ
「真夏日」の予報で、2週間前の暑さが思い起こされ、7分丈のパンツ+半T(キャプ1)で出かける。さらに、現地ではタンクトップに着替えた。もちろん、虫除けスプレーをたっぷりふりかける。
しかし、湿度が低いためか、少し風があるためか、実際は先々週よりずっと涼しく感じた。真夏日、という感じではない。
登るときはタンクトップでいいが、レスト中は涼しいので、その上にTシャツを着るかWBを羽織って寝るとちょうど快適だった。
帰りの電車では、半Tでも冷房が寒くて、WBを着た。
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by seeyou44 | 2015-06-28 23:59 | 外岩クライミング


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