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バーチにHF入荷、さらにMi6も!

先日、伊豆ツアーから帰ってきて、ふとシューズを見ると、現在の外岩用本気シューズであるソリューション3号のつま先に、小さな穴が開いていた。外専用とはいえ、10回程度しか使っていないはずなのだが?減りが早い気がするが、こんなものなのかな(足づかいが下手で、すぐ滑らせるからか)。
2号に続いて、3号もリソールに出さなければならなくなってしまった。またお金がかかり、頭が痛い。

ところで、リソールといえば、新年早々嬉しい話題があった。

去年の11月、バーチで、リソール用のラバーとしてステルスHFがずっと欠品中だったことについて、「もうバーチにHFは入手できなくなっている様子」と書いた(1年くらいも欠品していたら、普通そう思うでしょ?)。

http://seeyou44.exblog.jp/21346088/

ところが、これは完全な思い違いだったようだ。
つい先日、バーチのWebサイトで、この1月15日から、HFでのリソールを再開するとの告知があったのだ。バーチ、偉い! 誤解して悪かった、謝る。

HFでのリソールが再開されたことだけでも、大変嬉しいニュースなのだが、さらに嬉しいサプライズが、Mi6ラバーでのリソールも可能になるということ!
これはすごいよね。Mi6といえば、「ガラスでも登れる」が売り物の、ファイブテンが誇る最新の高性能ラバー。自分も、チームVxiを使っていて、その性能は実感している。課題(壁の形状やホールド)によっては、メインシューズのソリューションよりも、明らかにVxiの方が登れると感じることがあるが、それは、Mi6ラバーによるところが大きいだろう。
そのラバーが、リソールでも使えるなんて!

さて、選択の余地が増えたのは嬉しいが、ではどのラバーを選べばいいのか、悩ましくもある。

ラバーとシューズとは、あわせてデザインされなければならないのだろうし、また、実際そうされているのだろう。だからこそ、ファイブテンもスポルティバも、数種類のラバーを使い分けているのだ。

だから、単に「フリクションがいい」ラバーにリソールすれば、シューズの性能がアップするかといえば、そう単純なものでもないのだと思う。

また、そもそも「フリクションがいい」と簡単に言うが、その「フリクション」の概念にも種類があると、以前、ファイブテンの社長が話している記事があった。
フリクション(摩擦)は、2種類の物質の間で生じるものなのだから、一方(ラバー)だけでは決まらず、もう一方(岩)の物質特性も影響すると考えるのが、自然であろう。

たとえば、冬の石灰岩と、夏の花崗岩とでは、適するラバーも違ってくることが十分にありえる、ということだ。

さらに、荷重(クライマーの体重や壁の傾斜)も関係するだろうし、コスト(耐久性)の問題もある。
自分の場合、ジム用シューズなら、フリクション性能よりも耐久性を重視して、C4かオニキスをチョイスする。

シューズ自体のデザイン、ラバーのフリクションとコスト、岩質、壁の傾斜、体重、そういった要素がすべてあいまって、シューズ(とラバー)の良し悪しが決まる、ということだ。こう考えてみると、この最適解を事前に求めるのは、実際は不可能であろう。

そこで、結論としては、「実際に履いて、岩を登ってみた感じで決める」ということ。平凡であるが、やっぱりこれが一番。というか、それしかない。

HFについては、これまでソリューションで使っていて、その性能の高さはわかっている。いま、たまたまだが2号と3号を同時にリソールに出せるので(その方が安くなるし)、一方をMi6でリソールして、違いを確かめてみたい。
楽しみだ。
by seeyou44 | 2015-01-14 13:48 | ギア、ウェア


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