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おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

アルコール断ち

昔なので、あるいは地域柄もあるのか、酒もタバコも覚えたのは早く、中学生のころだ。以来、10年以上ずっと吸い続けていたが、あるとき急にやめようと思った。
タバコに“縛られている”感じが、いやになったからだ。自分の意思と関係なく体がタバコを欲する感じが、すごくいやだった。自分の体を完全に自分の意思のとおりのコントロールしたい、という欲望が強かった。それに加えて、たばこやライターをいつも持っていなければならないというのも、たいへん面倒くさく感じた。毎日マイルドセブンを1箱も吸っていたが、さして苦労もなくやめてしまった。モノゴトに対する執着心が薄いのだとも、思う。

いろいろなことが突然いやになることがある。
同じころに、会社も(ある日突然、というわけでもないが)、いやになって辞めた。待遇は結構よくしてもらっていたので申し訳ない気持ちもあったが、いやになったのだから、しかたない。
会社というところは給料をくれるという点ではいいのだが、それと引き換えにやりたくないこともやらなければいけないことがある。タバコは美味いけれど、上に書いたような不自由を強いられるのと同じで、よいところよりも悪いところが我慢できなくなった。
20代の終わりに、会社をやめて、タバコもやめて、とりあえずそのときはずいぶんとスッキリした気持ちであったろう。そのころはそんな言葉はなかったが、「断舎離」というものだろうか?

いまは、飲酒という習慣に縛られてることがたいへん面倒な感じがしていて、それをやめようかなと思っている。一時期ちょっと飲みすぎて、かなり内蔵が疲れた感じになったこともある。
ためしに10日ほど酒を飲んでいないが、いまのところとくに不都合はない。このまま死ぬまで飲まなくても、別にかまわないかな、という感じだ。

それから、仕事場以外の家(アパート)というのも、もういらないかなと感じている。
家がなければ、自分の所有物というもの極端に少なくせざるを得ないはずなので、それも好ましい。

本当は、食事という習慣もやめたいのだが、さすがにそれでは生きていけないので、仕方なく飯は食うが。ただ、食事の理想は(登山用語でいうところの)「行動食」である。つまり、心身活動に必要な栄養素の補給のみできればいい、というイメージだ。多少味のバラエティは欲しいが。

こうして、少しずつ欲望をそぎ落として、多くを望まない人間になっていければいいのだが。
by seeyou44 | 2013-06-11 23:59 | よしなしごと


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