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おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

クライミングメモ37(外6、河又4)地主倒す!が、愛ちゃんには泣かされる。。。

S木さん、Akioさんと河又へ。
7時阿佐ヶ谷出発で、だんご屋到着は8:40くらい。下道だが、日曜なので空いていた。
現地では、後から、いっちゃん、けいすさん、ねねさん組が登場。いっちゃんは先週、もう河又は封印くらいの勢いだったのに、しっかり2週連続くるなんて、ツンデレってやつかい?
コウモリの岩場には、全部で25人くらいか?久々に賑わう河又だった。

東京の予想最高気温が25度となっており、マジかよ!と思いつつ、暑さ対策が重要だと思った今日の河又。つい先週までは、朝の1便の岩の冷たさに、ヒーヒー言ってたのに。。。
それでも、朝出るときは早いので、やや涼しく、長Tにフリースのベスト、WBで出発。ザックには半Tを忍ばせた。おそらく、登っている間は半Tで間違いない、と。
現地でも、朝はやや涼しかったが、たしかに昼くらいにかけてポカポカになり、つい今までの癖でモスグレイハンドの前にベースを設定したのだが、しまった日陰にベースを作ればよかったと、ちょっと後悔したくらい。
それでも、ベースに座っていて暑くて我慢できないというほどではないし、登っている最中も汗でヌメるというほどではない。3時くらいには一瞬小雨もふって、それ以後は急に気温が下がったようで、半Tでは肌寒いくらい。登るときは長袖に半Tの重ね着で、ビレイのときはWBを着た。
帰途、東京に着いてからはかなりの強風で体感温度が低く、つくづくフリースベストを持ってきてよかったと思った。ちなみに、河又の岩場は、杉林に囲まれているせいか、ほとんど風は吹き込まない。

しかし、今日の核心は暑さではなく粉だった!
粉とはすなわち、杉の木々から舞い散るところがはっきり目視できるくらいに飛散している花粉、その他、なんだかわからない微細粒子(岩から落ちる砂?黄砂?PM2.5?煙霧?)。
空はどんよりと淀み、いつもははっきり見える向かいの峰も、太陽もかすんでいる。空気が、はっきり黄色くなってる!
自分は花粉症はないのだけど、それでもなんとなく目がしくしくして、鼻がむずむずする感じ。マスクを持ってくればよかったと、後悔した。

そして、岩を触ると、、、「ん?粉っぽい?」最初はチョークかと思ったのだが、特に白くなっているわけではなく、明らかにチョークとは違う質感の粉が、べっとりと岩についている。。。こんな岩は、触ったことがない。
まあ、ブラッシングすること、すること。
使うホールドが決まり、ブラッシングすればマシになるが、とにかく最初は登りにくて、まいった。

・いきのいい奴;10a。アップ、再登。マスターだと、最後のヌンかけがちょっと遠い。昨日ジムってしまい、さらに1時くらいまで飲んでいたので、朝からちょっと疲れ気味。

・泣かないで愛ちゃん;10c。初めて触るが、アップのつもりで気軽にマスターで取り付いたら、悪い!テンテンでなんとかT.O。しかしヒールフック使いまくりで、これが10cのムーブか?と疑問。さらに、2便目は下部核心も越えられず、途中敗退。まあ、ここで腕を使ってもつまらないので、本気では登ってないが、それにしても情けない。。。愛ちゃんじゃなくて、自分が泣いちゃうよ。。。
後から聞いたら、実は「愛ちゃん」は男だということで、さらにショック!

・地主;11b。先日登った小作人11bの右隣で、本日の目標ルート。全3ピンの、短いルート。
1便目、ヌン掛け+ホールド探り。2ピン目まで。下部は、小作人11bよりかぶっているが、手はいい。かぶりを超えて、垂壁の棚を取るところが核心か。使えそうなホールドはけっこう多くて迷う。


2便目、ムーブ探り。ピンチは保持せず、サイドガバより右のホールドを使うと楽に登れることがわかった。しかし、棚のいいところが見つけられない。2ピン目まで。

3便目、取り付き地点からちょっと上の方に歩いて、真横くらいになる高さのところから棚を見ると、かかりのいいのはあそこではないかという目星がついた。最初からちゃんとオブザベしておけ、という話だが。
テンション掛けつつさぐって、2ピン目からあと核心付近のムーブは、だいたい固まる。サイドガバマッチ→穴に右手2本指→足を踏み変えて振りで左手デッド飛ばし→右手3本穴→左手ガバ→棚のさっき目星をつけたガバ。
まあ、きついけど、なんとかなりそう。T.Oして降りる。

4便目、下部がまだきついので、登れる確率の方が低いと思っていたが、回収があるのでとにかくT.Oはしないといけない。でも、足位置がだいたい決まったので、思いのほか楽にマッチまでは行ける。2本指から、声を上げてデッド。うまく止まり、右手3本指も入った。あとは、さっきの通りに登ればいい、と思ったら、なぜか上部でもたつく。行きつ戻りつして、なんとか終了点に。最後は木をつかんだのがちょっと気に入らないが、まあ、このルートでは問題ないだろう。また、2本目付近でコルネサイドガバより右のホールドを使ったのも、なんとなく気に入らないが、まあこれもいいかな?
1日4便でRP。
棚を取ってクリップできれば実質おしまいで、上部は簡単。最後まで気が抜けない小作人と比べると、こちらの方が易しいだろう。

この壁に並んでいる、小作人、地主、そしてオガミイットウが、河又の11b3部作と呼ばれている。当初は、まずこれを全部登ろうと思っていたが、小作人と地主を登ってみて、近くに並んでいるから、傾斜も、岩の感じも似ており、ちょっと飽きたというか、2本登ればとりあえずいいかなという気がしてきた。

なので、オガミイットウは触らずに、いよいよモスグレイハンド11dをトライしようかな、という気になってきた。

でもその前に、愛ちゃんをなぐさめてあげるのか先かしらん。。。

シューズは、先日バーチから戻ってきたソリューション2号(HF改)。たまに腰の弱さを感じることがあったが、HF改だからかな?今度はONYX改の1号も、河又で使って比べてみたい。

いつものごとく阿佐ヶ谷まで送ってもらい(S木さん、往復運転ありがとうございます!)、阿佐ヶ谷近くのいつもの銭湯に寄り、ゆっくりと温冷浴。体中についた粉を洗い流して、冷えた体を温めたはいいが、WBだけの薄着で強風にあおられながら歩いて帰るのが、また寒い。さすがに今日は赤提灯に寄る気にも、電車でビールを飲む気にもならなかった。
by seeyou44 | 2013-03-10 23:32 | 外岩クライミング


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