おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

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GWの有笠で、人生最後のOSグレード更新?

気がつけば、ブログの更新も1ヶ月ぶり。

だいぶ古い話になってしまったが、GWにはKスケさん、Kジロウさんと、有笠にいった。一応泊まりでいったのだけれど、2日めは朝から激しい雨だったので登るのはあきらめた。登ったのは1日だけ。
有笠に行ったのは、何年ぶりだろう? 自分の人生初11は、東の石門エリアの「大いなる山の日々」なので、感慨深い岩場ではあるのだけど、それを登って以来、行く機会がなかった。

・パスファインダー(11bc):オンサイト。これまでは、11a:城ヶ崎の「風に吹かれて」がオンサイトグレードの最高だったので、オンサイトグレード更新。下部は快適、上部はちょっと迷うところがあったが、落ち着いて戻りつつ、乗り越えた。とても気持ちよく登れた。グレードは、11bでよいのではないかと思うが。

・夢を見る頃(11a):カンテから出るところで、ちょうど真正面になった太陽がまぶしくて、ホールドがさぐれず、テンション。わかってしまえば簡単で、2RP。夕方に登ればたぶんOSできたのに、もったいないことをした。

・夢見る頃を過ぎても(11b):上のルートをRPしたあと、そのままつないでみた。が、上部で濡れているところがあって敗退。

・大いなる山の日々(11a):再登。ほとんど忘れていたので、時効FLってことで。登りやすいと思う。

-----------
GWのあと、諸般の事情により、就職をすることになった。
仕事はそんなに忙しいわけではないが、会社勤めはほとんどしたことがないので、慣れないせいか、毎日電車で通勤して、8時間とか9時間会社にいるだけで、ぐったり疲れてしまう。

ちょうどTWの半年パスが切れたこともあり、しばらくクライミングを休んでいた。もう、手の皮がすっかり一般人になりつつある。
今後も、土日どちらかに、すこしジムで登れればいい感じだろうか。

週1で上達は望めないので、このパスファインダーのOSが、生涯最高のOSグレードになる可能性が高そう。
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by seeyou44 | 2016-05-27 14:58 | 外岩クライミング | Comments(2)

スパイダーマン下部はなんとか/CM45、外5、湯河原3

日曜、Kスケさんと湯河原。8時に小田原でKスケ号にピックアップしてもらい、第1駐車場に到着が8時30分くらい。
梅の宴も終わり、観光客やハイカーは少ない。マットを背負ったボルダラーのグループが何人か見られた。
正面壁に着くと、2名のパーティが「スパイダーマン」にヌン掛けをしていたが、他にはいない。
まだ、湯河原9時発のバスが着く時間ではないので、それが到着したら人も増えるだろうと思っていたが、いつまでたってもだれもこない。結局、終日、2パーティ4名だけの、とても静かな正面壁だった。

2本アップした後、かかっているヌンチャクをお借りして「スパイダーマン」。最初にKスケさんがトライして、中間の核心部までは淀みなくするすると登った。上手い。しかし、ボルト5-6本間が超えられず、そこで敗退。
自分の番となったが、前回と変わらず、2ピン目クリップ後のムーブが作れない。一般的な(?)、縦ガバ保持で左足上げ→右足上げてキョン姿勢のムーブはできそうにない。といって、Kスケさんの、カンテを保持していくムーブもできない。下手すぎる。。。「左足上げ→左手ポケット取り→右足上げてキョン体勢」のムーブで行くしかないみたいだ。
こんな感じかな、というのがわかったので、いったん降り。

2便目、2ピン目の後は先ほど確認したムーブでクリア。
長身というか、多分170センチ以上ある人なら、左足上げのあと右足は下のまま左手がポケットが届くのだけど、自分の身長だと届かない。なので、左手ポケットの前に、左手で微妙なシワをほとんど爪で保持しながら、一度右足を上げなければならない。ここがけっこうギリギリで疲れる。
4-5ピン間の核心は、ムーブを作れかなった。そこから上は、テンテンで、ヌンチャク掴むわ、ボルト踏むわのA0で、なんとかトップアウト。上部が思った以上に悪かった。

ヌンチャクの持ち主に回収を依頼されたが、すでに時間もおしていたので、掛け替えはせずそのまま回収しておしまい。
帰りも小田原まで送ってもらい、小田急に乗って帰った。
Kスケさん、ありがとうございました。

●気温、服装メモ
湯河原の予想最高気温は13度。トップは長T、ユニクロソフトシェル、中綿ジャケット。ボトムは厚パンツ。まだ寒いかと思ったが、日が当たると暑い。登るときは半Tで十分。特に壁に日が当たる午後は、タンクトップでもいいくらい暑い。

●交通メモ
要町から副都心線→千代田線→代々木上原で小田急というルートだと、新宿に出るより少し安い。池袋は自転車のコイン駐輪場代が高いので、要町まで歩いてこのルートでいくのが、時間は少し余計にかかるが、一番安上がりになる。
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by seeyou44 | 2016-03-30 19:44 | 外岩クライミング | Comments(0)

スパイダーマン後退/CM37、外4

Kスケさんと湯河原幕岩へ。
2ヶ月ぶりの外岩だ。寒くてあまり外に出たくなかったということもあるし、他にやらなければならないことがあって、クライミングに対する意欲が下がっていることもある。

「梅の宴」は今日までということだが、梅の見頃は過ぎており、だいぶ散っている。観光客も少ないが、ハイカーはたくさんいた。

アップでリフレクション右。再登なのだけど、これは難しい。落ちそうになった。
スパイダーマンは、ヌンチャクがかかっていた。正月休みにやったときは、チョンボ混じりで一応トップアウトできたのに、今回は、2便出して下部敗退。
2クリップ(本来は隣のルートである「スパイダ―ガール」のボルト)をかけた後のムーブが作れなかった。
できないところはパスして上部のムーブを作ってもいいのだけど、モチベーションが低いので、粘ってがんばろうという気にもあまりならない。2便ともさっさとあきらめて降りた。
下部は80度くらいのスラブなので、力よりもバランスと足の立ち込みが重要。力より上手さ、だ。つまり、ものすごく下手、ということ。なんだかなあ。。。

Kスケさんは、初見で下部をスムーズに突破。うまいね。T.Oこそしなかったものの、上部まで到達。素晴らしい。

●交通メモ
朝、池袋まで自転車で行き、0622の山手線、小田急線を経由し、0835湯河原着。Webサイトに掲載のバス時刻表と異なり、0845幕山公園行きのバスがあった。どういうことだろう?バスはそれほど混んでなかった。
帰りはKスケさんのお知り合いの車に同乗させてもらい、湯河原駅まで送ってもらった。助かりました。ありがとうございました。

●気温、服装メモ
湯河原の予想最高気温は12度。寒の戻りだ。トップはジオラインMWに、半T、ユニの防風ソフトシェル、中綿ジャケット。ボトムはユニのストレッチウォームパンツ。ダウンコートを持参。
ユニのソフトシェルは、防風フィルムがインサレートされたストレッチジャケット。ただし、透湿性はないらしい。ハイクアップには暑い。だが、防風性は抜群で、風の強い時のクライミングには良い。午前中のアップの時にはこれを着て登った。
午後になると少し日が出て風がやんで、暖かい。半T1枚で登れた。
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by seeyou44 | 2016-03-14 12:55 | 外岩クライミング | Comments(0)

「パンピングアイアンⅠ」トライ開始/CM6、外3、城ヶ崎・シーサイド2

翌日は6:30起床。今日も天気は良い。7時に供された朝食を食べ終えると、そそくさと出かける。
出がけに「忘れ物をしないように」と、よく確認したのに、実は忘れ物をしており、後日大重丸から電話があった。脳に欠陥があるとしか思えない。

岩場に着いたのは8時くらい。もう登り始めているパーティもいくつかある。
いつもの「名探偵登場」「ハジノライン」でアップのあと、さて、なにをやるか?と考えた。「パンピングアイアンI」(12a)をやりたかったが、さすがに今日1日で完登は難しいだろう。毎週通える岩場ならいいのだが、次回はいつ来られるかわからない。中途半端に触って、また来るのが1年後、ではさびしい。
それなら、11台で登っていないルート(ホワイトシャークなど)を完登して帰った方がキモチイイかもしれない。
それに、ルートの混雑具合もある。さて、どうしたものかと、他のパーティの様子を眺めていたら、見知った顔が。ak2こと、Kケツさんだ。「パンピングアイアンI」のことを聞いてみたところ、「とても面白いルートでおすすめ」とのこと。さらに、万一ヌン掛けしてトップアウトできなくても、残置ビナを使えば回収は問題ないことも教えてもらった。

それならやってみようかな、と思いつつ、のんびりオヤツなどかじっていたら、ふと気づくと、強そうな若者が同ルートを登っている。お、ヌンチャクがかかるかな?ラッキー、と思い(堕落した精神!)、観察。若者は、数度のテンションでトップアウトし、ヌンチャクはかけたまま降りてきた。
声を掛けて登らせてもらう。

下からのオブザベでも、核心は、顕著なハングの乗り越し部分(5~7ピンあたり)だろうとすぐわかる。とりあえずそこがどんなものか、触ってみるくらいのつもりで登り始めたが、そこに至るまでの下部が意外と悪かった。
まず、2ピン目(長ヌン)を掛けたあと、ロープの流れを良くするため、1度戻って1ピン目を外さなければならないのだが、具合がわからず登りすぎてしまって、戻るのに苦労した。その後、2~5ピン目までも、けっこういやらしい。トライ&テンションを繰り返し、なんとか5ピン目まで。

その後、とてもガバとは呼べない浅いホールドを保持してのハング乗り越しムーブがきつくて、何度かトライしたが解決できず。ルーフに近いハングで、ピンが腰の位置なので、いちいちドカンと落ちるのがしんどい。
次の6ピン目にロープを掛けて、トップロープ状態にできれば、ムーブを探りやすいのだけど、下からはクリップできそうにない。チョンボ棒(専用の棒は持っていないので、木の枝だが)でプリクリしたくなるが、いま自分は、ごく例外的なケース(1ピン目が高くてかつ危険な場合と、時間がない回収の時)以外には、チョンボ棒は使わないと決めている。チョンボでプリクリしなければ先に進めないなら、それは単に実力不足だから、鍛えてから出直す。
それで、あきらめて降りた。

しばらくして、先ほどの若者が再トライし、見事にRP。核心部のムーブは「なるほど!」という感じだ。近くで見ていたら、ビレイヤーの方が「ヌンチャクを掛け替えましょうか?」と声をかけてくれたのだけど、さっき触った感触では、核心ムーブはすぐにはできそうにないので、お願いしなかった。やっぱり今日は11台でお茶を濁そう、と。

今日も日なたにいると、ポカポカと暖かい。大重丸が持たせてくれたおにぎりを食べ、頭だけ日陰になるようにして横にると、気持ちよくて、つい寝入ってしまう。短い時間だが、熟睡だ。疲れが溜まっているのかもしれない。

居眠りから目が覚めると、気分すっきり。なんだか闘志が湧いてきた。途中敗退でもいいから、核心部の練習だけでもしようと思いなおし、マスターで登り始めた。
だが、ここでも脳の欠陥が遺憾なく発揮され、1ピン目を外し忘れて3ピン目まで登ってしまった。この部分もかぶっている上に、斜めに進んでいるので、戻って外すのは非常に大変。もがいた末に、結局、上からは外せず、一度ロワーダウンして、下から登り直した。だが、すっかり腕がヨレてしまった感じで、3ピン目に進めずにフォール。壁から離れてしまい、復帰できないので降り。核心部にたどり着くことすらできなかった。。。

だいぶ休んでから、3トライ目。核心部を抜けられないだろうと思っているので、必要最小限のヌンチャクだけぶら下げて登り始める。
さすがに今度は1ピン目もちゃんと外し、5ピン目(ルーフ下)までテンション混じりでたどり着き、核心へ。
さっき見せてもらった若者のムーブを真似してみたところ、おや?できるかも……。
1便目と違って、頑張れば抜けられる感じがしてきた。2,3回やっていたら、とりあえず、ルーフ上のガバをつかめて、6ピン目にヌンチャクが掛けられた。やれやれ、ここが掛かっているのといないのとでは大違いだ。ガバをつかんだ後も簡単ではなく、それから、数回練習して、乗り越しのムーブは解決。下から繋いだらどうなるかわからないが、とりあえずここだけならできるようになった。

ヌンチャクが足りないので上げてもらい、上部もマスターで登っていく。上部のムーブは、5.10台という感じで、特に問題はなさそう。一応、全ムーブをバラすことができた。ただ、レストポイントをよく確認していないので、繋げるのはまだ大変かもしれない。
しかし、こうなると俄然やる気が湧いてくる。ぜひ近いうちに落としに行きたい。

このルート、聞いたとおりで、面白い。核心のムーブは、アイロンヘッドの核心より強度が高い。下部も易しくはないので、ヨレた腕でこなせるかどうか? その代わり、そこを抜けた上半分は比較的簡単。

ちなみに、残置のビナが4枚(4箇所)も掛かっていたが、そのうち2つは錆びてゲートが動かなかった。回収時にまともに使える残置ビナは、2本だけ。ただし、回収自体は問題なくできる。
腐ったビナを回収して、自分のと取り替えたかったが、ゲートが動かないので素手では回収できない。機会があればプライヤーかハンマーでも持って行って回収してしまいたい。

荷物をまとめ、登り返しの列に並んだのが16時過ぎ。20分ほどの待ち時間だった。
17時過ぎに駅に着き、Kノさんが土産物を物色している間、自分は足湯に浸かった。疲れた足を、熱めの湯がほどよくほぐしてくれる。掛け流しのお湯で、手や顔も洗った。時間があれば、20分くらい浸かっていたかったが、1722発の「伊東行き」普通電車に乗った。伊東駅で待ち時間なしの接続がある。小田原で小田急に乗り換えて、新宿でふたたびJRに。牛丼を食べてから帰り、帰宅時間が21時くらい。

信じられないほど暖かくて、ロケーションは気持ちいいし、ルートは面白い。真冬の城ヶ崎・シーサイドはクライマー天国だと、つくづく感じた。多少遠いが、諸事情が許せば、毎週でも通いたいなあ。。。

▼ルート名の由来(たぶん)である、A.シュワルツネガーのドキュメンタリー映画「Pumping Iron」。こういう人じゃないと登れないルートなのか?あるいはこのルートを登っていればこういう人になるのか?


▼「スカッド」(11a)をトライするKノさん
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by seeyou44 | 2016-01-11 23:59 | 外岩クライミング | Comments(2)

「アイロンヘッド」RP!/CM5、外2、城ヶ崎・シーサイド1

土日一泊、城ケ崎。Kノさんとのふたり旅。
電車はいつもの小田急線。宿は馴染みの大重丸。
今日の狙いは「アイロンヘッド」。4トライして未解決。
せめてムーブを解決し、トップアウトを果たしたい。

伊豆の紀行文らしく(?)五七調で綴ってみようと思ったが、そもそも紀行文ではなかった。
朝、東海道線が事故で遅れるハプニングがあり、小田原と熱海で長時間待たされる。伊豆高原駅への到着は0952。
懸垂下降の取り付き地点は2パーティが先着しており、岩場へ降りたのは10時半くらい。3連休の初日とあって、シーサイドはそこそこ混雑していた。
「名探偵登場」でアップ。Kノさんの「NEW」(11a)トライのあと、「アイロンヘッド」を見に行くが、ヌンチャクは掛かっていない。
まあいい。アップがてら、テンテンで行こう。どこにどの長さのヌンチャクを使えばいいのかは、前回でだいたいわかったから、そんなには苦労しないはず。それに、他人のヌンチャクよりも自分のヌンチャクの方が安心でもある。安心して落ちられるというのは、大切なことだ。

1ピン目は120センチスリングで作ったの長ヌン(60センチ)をかける。右壁は相変わらずの染み出し。ここは常に染み出しているようだが、使うホールドがわかれば問題ない。それより、チムニーでヘルメットが挟まって“ヘッドジャム”が決まってしまいそうになる方が、問題だ。なんとか頭を振って外に出る。ロープの流れを考えて、2ピン目を掛けたら、1ピン目を外す。3ピン目も問題ない。
だが、4ピン目のヌン掛けがけっこう遠くてしんどい。案の定、掛けられずにフォール。このフォールは、ちょっと怖い。あわてて登り返したら、ロープとロープの間に手を挟んで、傷めてしまった。あせらずに、まずはビレイヤーに適切な位置に動いてもらってから登り返した方がよかった。要注意。しばし休んでもう一度4ピン。今度はうまく掛けられた。その上は、ヌン掛けが難しいところはないので一安心。

前回来た後、自分が撮った他の人の動画や、Youtubeにアップされているムービーを見て、ムーブの研究をしてきた。
6ピン目前後のムーブもやや悪く、前回は苦労したが、事前研究のかいあり、今日は難なく越えられた。ここが越えられれば、ノーハンドレストできるので、前半終了、という感じになる。
上部のニーバーレストのポイントも、初めて確認できた。なるほど、ニーバーを決めるのと決めないのとでは、だいぶ違う。これは楽だ。
さらに、最終クリップをした後の核心部も、事前研究のおかげで、初めて棚ガバを持てた。そこから先の「激落ちと骨折」で有名なポイントは、未知の領域。ホールドがよくわからないので、迷うことなく終了点のチェーンをつかみ、クリップ。心配だった激落ちはなかった。
そのパートを、トップロープ状態で確認してみると、ホールドがわかってしまえば、ムーブは別に難しくないし、棚ガバでレストもできる。激落ちと骨折の話ばかり聞いていたので、よほど悪いと思い込んでいたのだが、正直、拍子抜けだった。棚ガバを取るまでが核心ということか。腕がヨレヨレだったらどうなるかわからないが、たぶん問題ないだろう。

ヌン掛け便で、初めてのトップアウト。これでようやくルートの全容が解明できた。ムーブができないところはない。よし!あとは登るだけ、だ。

2トライ目。登る気まんまんである。
中間のノーハンドレストポイントまで、初めて、しかし当然のようにつながった。かなり腕が張っている。「もういいだろう」と早る気持ちを抑え、声を出して200までの数を数える。それで、5分ほどレストしただろうか? 動き出す。上部でも、レストできるポイントでは、入念にレスト。最終クリップを掛け、いったん降りてニーバーレストのあと、ビレイヤーに声をかけ、核心部に突入。
だが、張ってきた腕で、早く登りたいと気持ちが焦っていたのだろう、少し悪い姿勢のまま出してしまった。右手がガバ穴に届かない。もう一度出し直すが、やはり届かない。やばい、と思ってもう一度出したところで、フォール。
情けない!
確かに、ここも遠いことは遠いのだが、今までそんなに苦労はしなかった。やはり、初めてここまでつなげてきて、ヨレで体が伸びきらなかったのかもしれない。 情けないやら、悔しいやら。「俺のバカ!」と自分を毒づいた。
下まで降りて、腕はかなり張ってヨレているし気持ちは凹んでいるが、時間はまだ2時だ。もう1便出すチャンスはあるだろう。

しかし、この長いルートに全身全霊を込めてトライしたので、ぐったり疲れてしまった。ビレイをしたり、横になって休んだりして、4時近くになり、腕は回復したが、全身の疲労感はぬぐえない。
半信半疑で3トライ目を開始。少しでも楽に登りたいので、ヘルメットを脱いだ。
下部はまったく淀みなく進む。中間部のノーハンドレストポイントに着いたとき、2トライ目より腕が張っていない。ムーブが精緻化されて楽に登れからだろう。それでも、腕を振ったり、反らせたり、グーパーしたりしながら、200までゆっくり数えてレスト。腕は9割くらいの状態まで回復したように思う。
上部では、あまりレストを入れる必要はなかった。ニーバーレストのポイントでも、左右の腕を交互に2、3回ほどシェイクしただけ。
そして核心部に突入。
まず、先ほど落ちた遠い右手穴へ。右足で良いカチが踏めるが、落ち着いて左足も上げておくのがポイント。思い切って、見えないガバ穴へ手を伸ばし、しっかりつかむ。今度は、これまた遠い左手ホールド。ここは思わず気合の声が出た。
下からのガンバコールに後押しされながら、素早く足を上げ、棚ガバ。取れた! あとは、朝に練習したムーブを繰り返すだけ。問題なし。棚にしっかり立ち上がって、上部のごちゃごちゃしている岩を保持してから、終了点にクリップ。レッドポイント。
こみ上げる嬉しさと満足感とに浸りながら、回収をして降りた。

長時間のビレイにお付き合いいただいたKノさん、ありがとうございました!

撤収は5時過ぎ。登り返しの待ちは20分くらい。今日は温泉にはいかず、大重丸で風呂。そして夕食を食べた後はもう眠くて、8時には布団に入った。


●「アイロンヘッド」(12a)ルート雑感
すっかり記憶から抜け落ちてしまった1年前のお試しトライを別にすれば、今回、2ピン敗退の初トライを含めても、3日7トライで登れたことになる。上部のゴール直下に至っては、今日初めて触り、2トライ目。案外、少ないトライ数だった。
自分が登った12aの中では、比較的登りやすいルートだと感じた。全体的にムーブは易しいし、中間部で腕を完全に回復できることが大きい。

ルートの特徴を一口で言えば、充実感満点!
かなり被った長い前傾壁をガバでぐいぐい登るから、「登ったー」という充実感、満足感が高い。ポカポカ陽気のなか、レストポイントで後ろを振り返ると、大海原に舞う波しぶきと浜千鳥、水平線に浮かぶ漁船。こんな絶景のなかでクライミングできることが、本当に楽しい。
3ピン目まではやや細かくてバランシーなところもあるが、そこから上はほぼガバだけと言ってよく、レストポイントもたくさんある。ヌンチャクが掛かっていれば怖いところもないので、とても気持ちよく登れる(マスターだと、4ピン目が掛けにくくて少し怖い)。

そして、「激落ちと骨折」で有名なゴール下は、最終クリップの直後からガバ棚を取るまでが、ややホールドが遠く、またちょっとトリッキーなムーブで、初見だと迷いやすいが、ここで落ちても大落ちはしない。
また、ガバ棚を取ったあとは、たしかに少しランナウト気味だが、小レストできるし、ムーブも簡単なので、落ち着いて登れば大丈夫。
なお、いろいろな人のブログなどでの情報によると、このルートはガバ棚に完全に立ち上がってからクリップして完登(終了点に、長ヌンを垂らして下の棚ガバからクリップするのはNG)、ということらしいが、たしかにその方が自然だし、満足感が高い。限定とまではされていないが、そうした方が良いだろう。

中間部に、ノーハンドレストできるポイントがあり、ルートが完全に「前半、後半」に分かれてしまうのは、人によっては興ざめだと思うかもしれない。自分もそう思わないことはないが、このレストポイントがなければ、たぶん登れなかった。
だが、強い人が登るのを見ていると、だれもこのレストポイントには入らない。使わないで登れば、より充実するだろう。いずれ、それくらい強くなりたい。


●プロテクション、ビレイの注意
どっかぶりで長いルートなので、ロープの流れが悪くなりやすい。5ピン目までは、普通の17センチスリングのヌンチャク(ペツルの中間の長さ)だと、かなり岩にロープがこすれる。上部でかなりロープが重くなるだろう。
ロープの流れを考えて、2~4ピン目は2本連結した超長ヌン(40~50センチくらい)、5ピン目は長ヌン(スリング24センチ)にした。
また、2ピン目をクリップした後、1ピン目は外した方がいい(超長ヌンにしておくと外しやすい)。これは、ホールドがわかれば安定した姿勢で外れす。ただ、外した場合、3ピン目が掛けられずに落ちたとき、万一、2ピン目のビナからロープが外れたりするとクリティカルだ。普通は大丈夫だろうが、万一ということはあるし、そう考えること自体が精神的プレッシャーになる。ムーブに自信がなければ、環付きにするか、2枚掛けにした方がいいだろう(このルートに限らないことだが)。

なお、終了点直下は、ボルトが斜め下になるので、ぴったんこビレイだと、落ちた時に振られて壁にぶつかる可能性があるが、ビレイヤーがロープを流すか、たるませておくか、あるいは思い切ってジャンプすれば大丈夫。最初からたるませ気味にしておくのが、簡単で良いと思う。落ちた時にロープを引っ張ることだけは、絶対にしてはいけない。


●気温、服装メモ
前回同様、暖かかった。測っていないが20度くらいだろう。午前中が特に暖かくて、タンクトップ。日向にいると暑い。昼寝をするなら日陰がいい。夕方は少し涼しくなったので半T。レスト時はカッパを羽織った。ボトムは迷ったが厚トレッキングパンツにした。やっぱりちょっと暑かった。
前回は高気温を予想せずにカップうどんを用意してしまい、後悔した。今回はコールドドリンク+パン、おにぎり。荷物にもなるので、バーナー、コッヘルは持ってこなかった。
シューズは、ジム用にしていたソリューション2号。他のソリューションと同じサイズなのに、なぜか他よりゆるいので、長いルートでも足が痛くならなくてちょうどいい。問題なし。
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by seeyou44 | 2016-01-11 09:49 | 外岩クライミング | Comments(2)

「スパイダーマン」トップアウトで充実/CM1、外1、湯河原幕岩1

去年も一昨年も、年末年始には風邪をひいていたと、記録にある。
今年は12月のはじめに風邪をひいてしまったせいか、年末年始には避けられた。しかし、体調がとても良い感じというものでもない。今日は調子がいいな、体が軽いな、などということは、年に数日しかない。基本的に体調が悪いのがデフォルトである。

そんな具合だから、年初にあたって今年の抱負を記すべきところかもしれないが、どこのルートを登りたいといったことより(もちろんそれもあるが)、なるべく風邪をひかず、怪我をせず、健康に登り続けることが最大の抱負だ。無事これ名馬。年寄りじみている気もするが、実際に年寄りに近いのだから仕方ない。

正月休みで親の家にいたが、そこは駅から遠くて最寄り駅まで徒歩で30分近くかかる。朝が早いのでバスは無いし、タクシーは論外だ。早朝、重い体を引きずって、駅まで歩き、東海道線に乗り換えて湯河原へ。0853の電車で着くつもりだったが、普段使わないルートなので余裕を持って早めに出たら1本早い電車に乗れて、0835に湯河原駅に着いた。

駅のトイレで偶然、Sキさんに会った。この時期の湯河原なら知り合いに会うこともめずらしくはないだろうとは思ったが、駅から出ると、いるわいるわ、江戸川橋組やM田夫妻など、知り合いだらけ。さすがにこれだけお会いするのはめずらしい。
そして9時発の幕山公園行きバスは超混雑で、こりゃ岩場も相当な混雑かと覚悟したが、あにはからんや、正面壁は意外なほど閑散としていた。桃源郷や希望峰に集まったのか?
日差しはとても暖かく、風が心地よい。とても正月とは思えない陽気で、さすが湯河原だと思ったが、後から知ったが東京でも16度にもなっていたとか。異常気象か。

リフレクション右(5.9)でアップ。以前に登っているはずだが、すっかり忘れている。このルートは、上部で右に回り込み過ぎない方がいいと思う。斜めになった棚のようなところを使って登れる。

Kノさんがトライするので、同左(10d)も登ってみたが、えらく難しい。核心の2、3手のムーブが作れず、敗退。朝からここで無理しても、という気持ちもあったが、それにしても難しかった。

今日の本命は、スパイダーマン(12a)。約1年前に2トライしたが、トップアウトすらできずに敗退している。朝のバスの様子から順番待ちが心配だったが、午前中に様子を見にいくと、1パーティがトライをしているのみ。
そして、2時近くだろうか?さてやってみるかと向かったところ、ヌンチャクが掛かっていない。がーん。

先週に続いてまたもや、「自分で掛けて自分で回収するのが、フリークライミング本来の……」と、言い聞かせなければならない。フリークライミングも大変である。そうして登り始めたが、1年ぶりなので、以前触った下部も全然覚えていない。ホールドとムーブを探り、確認しながら少しずつ進む。核心部は、チョンボでパス。前回の敗退地点はなんとか越えて、上部へ。次のヌン掛けが遠いところがあって、よっぽどビナを1枚残置して敗退しようかと思ったが、粘って越え、なんとか終了点まで。
前回は敗退ということもあって、今回、RPには程遠いチョンボ混じりだが、トップアウトできただけでも、けっこうな達成感が得られ、嬉しかった(笑。
だが、時間的にも体力的にも、もう1トライする余裕はなく、迷うことなく回収。
最後は、OダさんがトライするNo.7ルート(10b)を登って、おしまい。
現地からの撤収は17時過ぎで、公園まで降りたら真っ暗。ヘッドランプを灯して鍛冶屋のバス停まで歩いた。湯河原駅発は、18時25分。他のクライマーはもう誰もいなかった。

●気温、服装メモ
昼くらいの現地気温は約20度。城ヶ崎と変わらないくらいの暖かさだった。当然、登る時は半T1枚。ビレイのときは日陰だと少し涼しくて、長袖が欲しくなる。
シューズはインスティンクト(レース)。「スパイダーマン」は、長い上に、細かい足を拾い続けるので、やたらと足が疲れるし、痛くなる。硬いシューズで、かつ、それほどサイズを攻めていないものが登りやすく、その点、今のインスティンクトはぴったりだ。だが、今回のクライミングで、何度か落ちたせいか、だいぶソールが減ってしまった。
そろそろリソールしたい感じなのだが、2ヶ月待ちのバーチにリソールに出していたら、シーズンが終わってしまう。イボルブにリソールに出すか、同じインスティンクトをもう1足買うか、あるいは同じような性質を持つ、なつかしのミウラーVSでも買うか?迷うところ。

▼ポカポカの幕山。早くも蕾がついている梅も。
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by seeyou44 | 2016-01-03 23:59 | 外岩クライミング | Comments(0)

負け犬のち、一歩前進「アイロンヘッド」/CM175、外45、城ヶ崎3

2日めは朝6時過ぎに起床。朝食は7時。宿を8時くらいに出た。
下降点は1パーティ待ち。

アップは「名探偵登場」(5.9)と「ハジノライン」(10a)。
しかし、以前OSしている「ハジノライン」で、カチが滑ってマジ落ち。内心焦りつつ、「滑るねえ、あはは」などと平常を装い、再度登るも、さらにマジ落ち。。。ヘボすぎるやろ!
でも、本当にホールドが塩々で、持てない。1年前のときよりずっと塩っぽい感じなのは、気のせいか。それとも、やっぱり前より気温が高いからだろうか? それとも、あまり考えたくないが、自分が弱っているのか?

岩場は、昨日とうってかわって人が増え、混雑。ロックランズ組のみなさんや久しぶりのOトモさんにもお会いできた(「風に吹かれて」RP、おめでとうございます!)。

「アイロンヘッド」は、朝、昨日から残置のヌンチャクがかかっていたのだが、最初に登ったツヨツヨのクライマーが見事にOSして、回収してしまった。
ルートは空いたが、マスターで登らねばならず、正直、気が重い。なにしろ、ヌンチャクがかかっていてさえテンテンでしか登れず、一回もトップアウトができていないルートなのだ。
だが、「自分でヌンチャクをかけて登り、自分で回収してこそ真のフリークライマーだ」と(無理矢理)自分に言い聞かせて、トライ開始。
どっかぶりなので、下部は長ヌンを使ってロープの流れに気を使わなければならず、さらに、ランナーやロープがなるべく岩に擦れないように、微妙な長さの調整にも気を使いながら、適宜長短のヌンチャクを組み合わせてセットしていく。ただでさえ被った壁で体が大変なのに、このヌン掛けは、非常に疲れる。おまけに、昨日と同様の暑さと、塩々でぬめるホールド……。
4ピン目では、ヌンチャクが掛けられず、大落ち。
ここで心が半分くらい折れた。
5ピン目は、ボルトが2本あり、1本には回収用のカラビナが残置してある。そこでムーブが起こせずにテンションしたときに、「このまま上まで掛けて、回収ができるのか?」と思ったら、心の残り半分が折れた。
そこで敗退決定。回収して降りる。1ピン目は残し、下から登り返して回収し、クライムダウン。
ヌン掛けすらできないとは、完全に負け犬の気分で、落ち込んだ。切腹ものです。

食事をしたり、昼寝をしたりしてしばらく経ち、ふと見ると、他のクライマーが「アイロンヘッド」をマスターで登っている。
その方が降りてきたあと、我ながら図々しいとは思ったが、ヌンチャクをお借りしてトライさせたもらうことにした。

登る前、Oっちさんに、ノーハンドレストできる場所を聞いた。そういえば、そんなところがあったはず。さらにその上、ニーバーでレストできるところもあるらしいが、下からだとよくわからない。

やはり、マスターと、掛かっているのとでは全然違う。特に4ピン目はボルトが遠いし、落ちると大落になるので、メンタル的にだいぶ違ってくる。自分でヌンチャクをかけて登り、自分で回収してこそ、真の……、なんですけどね。すみません、弱くて。と心の中で謝りながら一生懸命登る。

5ピン目でテンション。ここは少し悪い。だが、越えられれば6ピン目のところでノーハンドレストが可能。4~5分くらい休んだ。たしかにここで十分なレストをすると、だいぶ腕が回復する。
さらにその上、最終クリップの下あたりかな?と、ニーバーができそうなところを探したが、これはよくわからなかった。

最終クリップの後、右手穴、左手上の穴、右足上げ、まではできたが、その後の右手クロスで右上のガバ取りができず、フォール。ビレイヤーのKノさんがうまく流して落としてくれたので、危険はない。
同じ所を3回やってもできないので、あきらめて敗退。
だが、1年前には、そこまでも行っていない。少しは進んだし、もう少し頑張ればできそうな希望を感じる。こうなると現金なもので、朝の負け犬気分は消え去り、俄然気分がいい。

その後、同ルートをさらにお二人がトライしたのでガン見させてもらった。最初はツヨツヨクライマーで、レストポイントにも入らず、するすると抜けてしまった。そしてその人が降りた後のロープを使い、次の人はトップロープでトライ。こちらも、トップロープながらノーテンで登っていた。その登りで、核心のムーブはだいたいわかった、と思う。

まだ時間は早いが、もうアイロンをやる気力・体力がない。それに今日の混雑だと、登り返しはかなりの渋滞が予想されるので、早めに上がっておくのも悪くない。
Kノさんも、Oダさんももう登らないというので、自分は「ホワイトシャーク」(11c)を登らせてもらった。前回触っているが、テンテンでトップアウトのみだった。
どんなものだろうと思ったが、2ピン目の後でホールドが滑って2回フォール。悪くて、全然持てない。あきらめて敗退。やはり、1年前より実力が落ちているのかも?まじか?

登り返しの取り付きに着いたのが15時過ぎくらい。若干の順番待ち。駅に着いたのが15:45くらい。みやげものを物色したりして、16:25伊豆高原発の電車に乗った。駅の外には足湯があったが残念がら掃除中で使えず。湯で手と顔だけ洗った。
帰りも当然、小田急経由。御茶ノ水に着いたのが19時くらい。電車でパンも食べたが、なんだか無性に肉が食べたくて、吉野家で牛丼並+卵の夕食。

●気温、服装メモ
気温は昨日と同じか、やや涼しいくらい。登るときは半T。ヘルメットが暑い。
シューズは2日間とも、インスティンクトレース。今回はこれしか持ってきていないが、まったく問題なし。

▼「タイトボーイ」をRPするKノさん
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▼伊豆高原駅の江戸城築城石。縦にすればボルダーとして遊べそう。
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▼足湯。残念ながら掃除中で浸かれず。
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by seeyou44 | 2015-12-31 20:08 | 外岩クライミング | Comments(0)

今年最後の岩場は、城ヶ崎ポカポカツアー/CM174、外44、城ヶ崎2

昨年末に続き、今年の年末休みも伊豆方面。1泊で城ケ崎、シーサイドへ行ってきた。
ポカポカの岩場で、海を眺めながらのんびりクライミング、その後は温泉に、美味しい食事……、1年に1回か2回、そんな贅沢があってもいいだろう。奥多摩・奥武蔵で凍えながら登る、ストイックなクライミングも悪くはないのだが、そればかりではバランスが悪い。クライミングで大切なのは、バランスだ。

朝、5時過ぎに巣を出て、新宿で小田急に乗り換え。東京駅経由で、JR東海道線を使った方が早いのだが、新宿経由で小田急に乗り換えた方が安い。当然、早起きして安い方に乗る。終点の小田原で東海道線に乗り換え、さらに熱海で伊東線に乗り換える。
その熱海駅での乗り換え待ち時間、小腹が空いたので、早めに着いた伊東線の列車シートにザックを置き、駅蕎麦をすすりに行った。戻ってみると、同行のKノさん、Oダさんが隣に座っていてびっくり。超能力か?と思ったら、ザックにぶら下げたヌンチャクに書いてある名前でわかったとの由。けだし、この世に不思議なことなどない。

8時38分「伊豆高原駅」着。駅前のスーパー「ナガヤ」の開店が9時(年末の特別営業。通常は9時30分)とのことで、開くのを待って買い物をした。駅から歩いて行くのは初めてで、道がわかるか心配だったが、Kノさんが行ったことがあり、道案内してもらった。
下降口にはだれもいないが、懸垂で降りている間に勝井スクールご一行様が到着した。
とりあえず、荷物を「ホワイトシャーク」の前あたりの岩に広げて、居場所を準備。

岩場はそれほど混んでいなかった。T-wallでよく見かける方がいたので、聞いてみたところ、今年は暖冬なので、強いクライマーがまだこちらに移ってきてないのでは、ということ。なるほど。

「名探偵登場」(5.9)「ハジノライン」(10a)あたりでアップをしようと思ったら、勝井スクールが始めてしまった。仕方なく、「腰痛」の下部(中間のボルトが2つ並んでいるところまで)でアップ。

その後、コンバット・エリア左端の「美しき日本」(10b)をやることにした。
海にせり出した岩のカンテを登るルートで、非常に絵になる。しかし、万一グラウンドフォールに近い落ち方をしたら、海にドボンだ。まずマスターでオンサイト狙いだが、緊張する。1ピン目のボルトの右からトラバースで入り、2ピン目をクリップして一安心。だが、その後がわからない。カンテ付近には良いホールドがない。ボルトはすべてカンテの右側に打ってあるが、こちらはホールドが乏しい。左側はホールドがありそうだが、ちょうど太陽を見る感じになり、眩しくてさぐるのが大変。で、あえなくテンション。そこをチョンボで抜けると、3ピン目から上はガバガバで簡単だった。
次にOダさんがトップロープでトライし、T.O。その次のKノさんは、ホールドの乏しい右面をバランシーなムーブで登って、見事にオンサイト!素晴らしい。
というか、10bでテンション入る自分って。。。

さて、約1年前、今年の1月にここに来た時は「アイロンヘッド」(12a)を触って、核心が越えられず敗退だった。今回の狙いも、当然同ルートである。この1年で、少しは成長しているのか?

幸い、ヌンチャクがかかっている。持ち主に声をかけてから、さっそくトライ。
だが、スタート直後の右壁から派手に染み出して、けっこうびしょびしょに濡れている。以前来た時はは濡れているという印象はなかった。
スリップ落ちで怪我をして以来、どうも濡れている岩は苦手になった。1年前に触っているので、ルートの概要はわかっているが、細かいホールドなどは覚えていない。染み出しの筋を触らないように気をつけながら、登るが、右壁に移るタイミングがよくわからない。1ピン目には超長ヌンがかかっているのも、緊張を高める。長くしておいた方が上部でのロープの流れは良くなるだろうが、ここでドカ落ちしたらグラウンドフォールの危険がある。濡れた右壁と相まって、緊張で異常に力が入ってしまい、あえなくテンション。2ピン目にクリップしたらヘトヘトになってしまい、とりあえず降りる。

しばらくして、2便目。
ホールドもわかったので、さっきよりはスムーズに進む。1ピン目は、かかっていた超長ヌンは使わず、自分のヌンチャクを掛け、3ピン目をクリップした後に外した。2~3ピンの間が意外とバランシーで悪くて、びっくり。テンテンで上部まで進んだが、最終クリップの後の核心ムーブができず。降り。

異常なくらいの暑さと、久しぶりに触った塩々でざらつくホールドに戸惑い、もうおなかいっぱい。最後、朝に登れなかった「名探偵登場」を登って、4時半くらいに撤収開始。

登り返しの順番待ちでは最後尾。すでに辺りは真っ暗で、ヘッドライトを点けて並んでいたら、すぐ前にいた、T-wall常連のYさんパーティが、我々3人を間に入れて、フォローで登らせてくれた。なんと親切なのだろうと感動。ありがとうございました。
お礼を言ったところ「自分たちも以前そうやって登らせてもらったから」とのこと。自分にしてもらった親切を、他人に返す。素晴らしいことで、ぜひ見習いたいと思う。

泊まりは大重丸。着いたのは6時くらいで、夕食には少し早いと思い、先に「みなとや」で温泉(400円)に入ることにした。偶然、さっきのYさんたちがおり、クライミング談義に花を咲かせた。
こういう偶然の交流があるところが、ツアーのいいところだ。気持よく湯から上がり、相変わらずすごいボリュームの夕食で満腹。

就寝は9時。隣の部屋が遅くまで騒いでおり、うるさかったが、耳栓をして熟睡。

●気温、服装メモ
東京を出るときは、ジオラインLWにロッシュジャケット、中綿ジャケット。ボトムは厚トレッキングパンツ。コートは持たず、昼寝用にと思って、フリースブランケットを詰めた。現地は思った以上に暑くて、12時くらいに測った気温は20度を超えていた。東京なら5月の気温か。登る時は半T1枚で十分。厚パンツを履いてきたことを後悔。バーブパンツで十分だった。
レスト時やビレイ時は、風が服と少し涼しい。が、ロッシュジャケットを着ると暑い。薄いWBを持参すればよかった。今度はそうしよう。
最初、岩の上で寝ていたが、暑くて日焼けもしそうだったので、岩と岩の間のくぼみの日陰で寝た。涼しくて、日向で寝るよりよく眠れた。

▼ポカポカというより、暑い。
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▼トップロープだけど、がんばってTO。Oダさん。
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▼見事なオンサイト、Kノさん。
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▼美しき日本の美しくない自分。
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▼夕景
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▼夕食
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by seeyou44 | 2015-12-31 19:54 | 外岩クライミング | Comments(0)

1年以上ぶりの河又でリクルート挨拶/CM173、外43、河又1

諸般の事情により、1年以上ぶりに河又。
Tハシさん、buchiさんと。

朝7時に入間市駅集合だけど、寒い!岩、冷たくないだろうか?
現地には8時前に着いた。さすがに1番乗りだ。さっそく「いきのいい奴」と「忍吉98」でアップする。岩はもちろん、冷たいことは冷たいが、焼石が欲しいほどではない。
Tハシさんが「大五郎」でアップするというので、その後で自分も登ってみた。
なつかしいルートだ。記録によると、2011年の2月にRPしているが、その後は1度も登っていないので、ほぼ5年ぶり。もっともと下部は2014年5月にRPした「ドラゴンストリート」で触っており、1年半振り、ということになる。
ちょっと不安だったが、ちゃんとコルネ沿い直上の正規ラインでノーテンで登れた。上部は完全に忘れていたが、なんとかなるものだ。「時効オンサイト」か? 一応、実力が上がっているのかな。5年もやってれば、当たり前か^^;

シュテファンフェイスで、「リクルートドラゴン」を触る。1便目は中間部のガバまで辿りつけず、ボルト2本めで敗退。で、時間切れで終了。
今回は挨拶程度に触っただけだが、寒い時期に狙うにはいいルートかも。


●気温、服装メモ
東京の予想最高気温は11度。
シュテファンフェイスの前は日当たりが悪くてちょっと寒かったが、荷物を置いた「モスグレイハンド」前に戻ってきたら、暖かい。時計の温度計では10度以上あった。
登る時はジオラインMW+ロッシュジャケット。ダウンベストは持参したが使わず。レスト時は薄い方のダウンコート。ボトムはユニクロウォームパンツ。寒さは感じなかった。
シューズは、最近けっこう気に入ってるインスティンクト(レース)38。細かいカチカチのフェイスに、ビシっと決まった。
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by seeyou44 | 2015-12-27 23:59 | 外岩クライミング | Comments(0)

「ホテル二子」どころか……/CM170、外42、二子山1

Tハシさん、Sキさん、buchiさんと。
昨日は神戸の岩場から帰って、すぐ寝ようと思ったが、結局寝たのは22時近かったか?それでも、4時起きなので6時間は眠れたことになる。
だか、体調は悪い。本当は、好きなだけ寝ている方が体調も回復するだろうと思いつつ、やはり登れる機会があれば行ってしまう。悲しい。

二子に来るのは2年前のGW以来だから1年半振り。その時は「ノースマウンテン」をトライして、結局登れなかった。

入間市駅に6:30集合。現地の駐車場に着いたのは8:40くらいだから、2時間くらい。下道のみ。

弓状エリアも、広場エリアも、大変な賑わい。我々は広場に荷物を広げた。顔見知りのMイさんがいたので聞いてみたら、このくらいの時期はいつもこれくらいだという。TハシさんやSキさんが狙っている「おいしいよ」は8人回しとか、9人回しとか。大変だ。

自分の狙いは「ホテル二子」(11c)。こちらのラインは、ヌンチャクはかかっておりトライするパーティはいたものの、空いている。オンサイトは無理にしても、あわよくば1日でお持ち帰りを、と思っていたが、とんでもなかった。

まず、アップで「高く登れ」。ラインがわからず、いきなりテンション。これでいいのか?と疑問に思いつつ、ずいぶん左から回ってトップアウト。

つづいて「徒然草」。このルート、「とぜんそう」と読むらしい。どうしてわざわざ間違った読み方をするのかと思ったら、初登者が「つれづれぐさ」を知らなかったから、ということらしいが、本当だろうか?

アップで登るはずのこのルートに、buchiさんともどもはまってしまった。2人でああでもないこうでもないとムーブを検討し、ようやくRPできたのが3便目。下手すぎるだろう。「ホテル二子」どころじゃない感じだよ。
でも、なかなか面白いルートでした。昨日の「与太郎」といい、ルートの面白さはグレードとは関係ない。

広場に戻ったのが12時過ぎ。アップのはずが、すっかり本気で、力も時間も使ってしまった。

「ホテル二子」のラインは、ヌンチャクはかかっているものの、トライしている人はいない。さっそくやらせてもらう。
出だしからけっこうかぶってるし、1ピン目が高くてちょっと怖い。「民宿」と呼ばれるらしい、横向きでコルネに足を突っ張ってレストができる箇所のあと、少し左上に登るところのムーブがよくわからない。なんとか抜けたけど、こんなムーブじゃ絶対つながりそうにない。そして「ホテル」へ辿り着いた。なるほど。これか。ホテルの中には折れたローソクが。。。なにかのジョークだろうか?
テンテンでトップアウト。

少し昼寝した後の2便目。やっぱり「民宿」後のムーブができず。早くも暗くなりはじめ、他のパーティの方が登って回収をするというので、そこで敗退。
次に登る人のムーブを見ていたら、核心部分は、自分よりずっと左、隣のラインのものではないかと思えるほど左のガバを使って回りこんでいた。明らかに、こちらのボルトよりも隣のボルトに近く、うーん、あのラインではさすがに左に逃げすぎなのでは?と感じた。
だが、その後に強い人が(多分クールダウンで)マスターで登り、やっぱり同じように左に回りこんで抜けていた。なので、それでいいのかもしれない。
だが、自然なライン取りという点からは、やや釈然としない気もする。自分の1便目では、そんなに左を使わなくても抜けられたのだし……。もう少しムーブを洗練させれば、不自然な感じのする左ホールドを使わなくても抜けらるのではないか。

戻ってきてからYoutubeにアップされている動画を見たら、やっぱり左のガバまでは使っておらず、自分と同じライン取りで(ムーブは違うが)登っていた。こちらの方が自分にとっては自然で美しいので、左は使わないラインで抜けようと思う。

アップでアップアップになってしまったため、2便でおしまい。

●気温、服装メモ
現地の気温は朝9時くらいで5度。その後はわからないが、天気がよく、日が当たるため、昨日の神戸の岩場よりは、明らかに暖かい。登っているときは、ジオラインのMW+ロッシュジャケットだったが、やや暑いくらい。ビレイのときも、風がなければコートを着る必要は感じなかった。
パンツとして、ユニクロのストレッチウォームパンツを投入。これはいい!冬場のフリークライミング用としては、かなり優れている。いままで真冬に使っていた、厚手のトレッキングパンツよりも使いやすい。安いくせに、リップストップ加工までしてあるのにはびっくり!

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by seeyou44 | 2015-12-24 16:59 | 外岩クライミング | Comments(0)