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おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

負け犬のち、一歩前進「アイロンヘッド」/CM175、外45、城ヶ崎3

2日めは朝6時過ぎに起床。朝食は7時。宿を8時くらいに出た。
下降点は1パーティ待ち。

アップは「名探偵登場」(5.9)と「ハジノライン」(10a)。
しかし、以前OSしている「ハジノライン」で、カチが滑ってマジ落ち。内心焦りつつ、「滑るねえ、あはは」などと平常を装い、再度登るも、さらにマジ落ち。。。ヘボすぎるやろ!
でも、本当にホールドが塩々で、持てない。1年前のときよりずっと塩っぽい感じなのは、気のせいか。それとも、やっぱり前より気温が高いからだろうか? それとも、あまり考えたくないが、自分が弱っているのか?

岩場は、昨日とうってかわって人が増え、混雑。ロックランズ組のみなさんや久しぶりのOトモさんにもお会いできた(「風に吹かれて」RP、おめでとうございます!)。

「アイロンヘッド」は、朝、昨日から残置のヌンチャクがかかっていたのだが、最初に登ったツヨツヨのクライマーが見事にOSして、回収してしまった。
ルートは空いたが、マスターで登らねばならず、正直、気が重い。なにしろ、ヌンチャクがかかっていてさえテンテンでしか登れず、一回もトップアウトができていないルートなのだ。
だが、「自分でヌンチャクをかけて登り、自分で回収してこそ真のフリークライマーだ」と(無理矢理)自分に言い聞かせて、トライ開始。
どっかぶりなので、下部は長ヌンを使ってロープの流れに気を使わなければならず、さらに、ランナーやロープがなるべく岩に擦れないように、微妙な長さの調整にも気を使いながら、適宜長短のヌンチャクを組み合わせてセットしていく。ただでさえ被った壁で体が大変なのに、このヌン掛けは、非常に疲れる。おまけに、昨日と同様の暑さと、塩々でぬめるホールド……。
4ピン目では、ヌンチャクが掛けられず、大落ち。
ここで心が半分くらい折れた。
5ピン目は、ボルトが2本あり、1本には回収用のカラビナが残置してある。そこでムーブが起こせずにテンションしたときに、「このまま上まで掛けて、回収ができるのか?」と思ったら、心の残り半分が折れた。
そこで敗退決定。回収して降りる。1ピン目は残し、下から登り返して回収し、クライムダウン。
ヌン掛けすらできないとは、完全に負け犬の気分で、落ち込んだ。切腹ものです。

食事をしたり、昼寝をしたりしてしばらく経ち、ふと見ると、他のクライマーが「アイロンヘッド」をマスターで登っている。
その方が降りてきたあと、我ながら図々しいとは思ったが、ヌンチャクをお借りしてトライさせたもらうことにした。

登る前、Oっちさんに、ノーハンドレストできる場所を聞いた。そういえば、そんなところがあったはず。さらにその上、ニーバーでレストできるところもあるらしいが、下からだとよくわからない。

やはり、マスターと、掛かっているのとでは全然違う。特に4ピン目はボルトが遠いし、落ちると大落になるので、メンタル的にだいぶ違ってくる。自分でヌンチャクをかけて登り、自分で回収してこそ、真の……、なんですけどね。すみません、弱くて。と心の中で謝りながら一生懸命登る。

5ピン目でテンション。ここは少し悪い。だが、越えられれば6ピン目のところでノーハンドレストが可能。4~5分くらい休んだ。たしかにここで十分なレストをすると、だいぶ腕が回復する。
さらにその上、最終クリップの下あたりかな?と、ニーバーができそうなところを探したが、これはよくわからなかった。

最終クリップの後、右手穴、左手上の穴、右足上げ、まではできたが、その後の右手クロスで右上のガバ取りができず、フォール。ビレイヤーのKノさんがうまく流して落としてくれたので、危険はない。
同じ所を3回やってもできないので、あきらめて敗退。
だが、1年前には、そこまでも行っていない。少しは進んだし、もう少し頑張ればできそうな希望を感じる。こうなると現金なもので、朝の負け犬気分は消え去り、俄然気分がいい。

その後、同ルートをさらにお二人がトライしたのでガン見させてもらった。最初はツヨツヨクライマーで、レストポイントにも入らず、するすると抜けてしまった。そしてその人が降りた後のロープを使い、次の人はトップロープでトライ。こちらも、トップロープながらノーテンで登っていた。その登りで、核心のムーブはだいたいわかった、と思う。

まだ時間は早いが、もうアイロンをやる気力・体力がない。それに今日の混雑だと、登り返しはかなりの渋滞が予想されるので、早めに上がっておくのも悪くない。
Kノさんも、Oダさんももう登らないというので、自分は「ホワイトシャーク」(11c)を登らせてもらった。前回触っているが、テンテンでトップアウトのみだった。
どんなものだろうと思ったが、2ピン目の後でホールドが滑って2回フォール。悪くて、全然持てない。あきらめて敗退。やはり、1年前より実力が落ちているのかも?まじか?

登り返しの取り付きに着いたのが15時過ぎくらい。若干の順番待ち。駅に着いたのが15:45くらい。みやげものを物色したりして、16:25伊豆高原発の電車に乗った。駅の外には足湯があったが残念がら掃除中で使えず。湯で手と顔だけ洗った。
帰りも当然、小田急経由。御茶ノ水に着いたのが19時くらい。電車でパンも食べたが、なんだか無性に肉が食べたくて、吉野家で牛丼並+卵の夕食。

●気温、服装メモ
気温は昨日と同じか、やや涼しいくらい。登るときは半T。ヘルメットが暑い。
シューズは2日間とも、インスティンクトレース。今回はこれしか持ってきていないが、まったく問題なし。

▼「タイトボーイ」をRPするKノさん
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▼伊豆高原駅の江戸城築城石。縦にすればボルダーとして遊べそう。
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▼足湯。残念ながら掃除中で浸かれず。
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# by seeyou44 | 2015-12-31 20:08 | 外岩クライミング

今年最後の岩場は、城ヶ崎ポカポカツアー/CM174、外44、城ヶ崎2

昨年末に続き、今年の年末休みも伊豆方面。1泊で城ケ崎、シーサイドへ行ってきた。
ポカポカの岩場で、海を眺めながらのんびりクライミング、その後は温泉に、美味しい食事……、1年に1回か2回、そんな贅沢があってもいいだろう。奥多摩・奥武蔵で凍えながら登る、ストイックなクライミングも悪くはないのだが、そればかりではバランスが悪い。クライミングで大切なのは、バランスだ。

朝、5時過ぎに巣を出て、新宿で小田急に乗り換え。東京駅経由で、JR東海道線を使った方が早いのだが、新宿経由で小田急に乗り換えた方が安い。当然、早起きして安い方に乗る。終点の小田原で東海道線に乗り換え、さらに熱海で伊東線に乗り換える。
その熱海駅での乗り換え待ち時間、小腹が空いたので、早めに着いた伊東線の列車シートにザックを置き、駅蕎麦をすすりに行った。戻ってみると、同行のKノさん、Oダさんが隣に座っていてびっくり。超能力か?と思ったら、ザックにぶら下げたヌンチャクに書いてある名前でわかったとの由。けだし、この世に不思議なことなどない。

8時38分「伊豆高原駅」着。駅前のスーパー「ナガヤ」の開店が9時(年末の特別営業。通常は9時30分)とのことで、開くのを待って買い物をした。駅から歩いて行くのは初めてで、道がわかるか心配だったが、Kノさんが行ったことがあり、道案内してもらった。
下降口にはだれもいないが、懸垂で降りている間に勝井スクールご一行様が到着した。
とりあえず、荷物を「ホワイトシャーク」の前あたりの岩に広げて、居場所を準備。

岩場はそれほど混んでいなかった。T-wallでよく見かける方がいたので、聞いてみたところ、今年は暖冬なので、強いクライマーがまだこちらに移ってきてないのでは、ということ。なるほど。

「名探偵登場」(5.9)「ハジノライン」(10a)あたりでアップをしようと思ったら、勝井スクールが始めてしまった。仕方なく、「腰痛」の下部(中間のボルトが2つ並んでいるところまで)でアップ。

その後、コンバット・エリア左端の「美しき日本」(10b)をやることにした。
海にせり出した岩のカンテを登るルートで、非常に絵になる。しかし、万一グラウンドフォールに近い落ち方をしたら、海にドボンだ。まずマスターでオンサイト狙いだが、緊張する。1ピン目のボルトの右からトラバースで入り、2ピン目をクリップして一安心。だが、その後がわからない。カンテ付近には良いホールドがない。ボルトはすべてカンテの右側に打ってあるが、こちらはホールドが乏しい。左側はホールドがありそうだが、ちょうど太陽を見る感じになり、眩しくてさぐるのが大変。で、あえなくテンション。そこをチョンボで抜けると、3ピン目から上はガバガバで簡単だった。
次にOダさんがトップロープでトライし、T.O。その次のKノさんは、ホールドの乏しい右面をバランシーなムーブで登って、見事にオンサイト!素晴らしい。
というか、10bでテンション入る自分って。。。

さて、約1年前、今年の1月にここに来た時は「アイロンヘッド」(12a)を触って、核心が越えられず敗退だった。今回の狙いも、当然同ルートである。この1年で、少しは成長しているのか?

幸い、ヌンチャクがかかっている。持ち主に声をかけてから、さっそくトライ。
だが、スタート直後の右壁から派手に染み出して、けっこうびしょびしょに濡れている。以前来た時はは濡れているという印象はなかった。
スリップ落ちで怪我をして以来、どうも濡れている岩は苦手になった。1年前に触っているので、ルートの概要はわかっているが、細かいホールドなどは覚えていない。染み出しの筋を触らないように気をつけながら、登るが、右壁に移るタイミングがよくわからない。1ピン目には超長ヌンがかかっているのも、緊張を高める。長くしておいた方が上部でのロープの流れは良くなるだろうが、ここでドカ落ちしたらグラウンドフォールの危険がある。濡れた右壁と相まって、緊張で異常に力が入ってしまい、あえなくテンション。2ピン目にクリップしたらヘトヘトになってしまい、とりあえず降りる。

しばらくして、2便目。
ホールドもわかったので、さっきよりはスムーズに進む。1ピン目は、かかっていた超長ヌンは使わず、自分のヌンチャクを掛け、3ピン目をクリップした後に外した。2~3ピンの間が意外とバランシーで悪くて、びっくり。テンテンで上部まで進んだが、最終クリップの後の核心ムーブができず。降り。

異常なくらいの暑さと、久しぶりに触った塩々でざらつくホールドに戸惑い、もうおなかいっぱい。最後、朝に登れなかった「名探偵登場」を登って、4時半くらいに撤収開始。

登り返しの順番待ちでは最後尾。すでに辺りは真っ暗で、ヘッドライトを点けて並んでいたら、すぐ前にいた、T-wall常連のYさんパーティが、我々3人を間に入れて、フォローで登らせてくれた。なんと親切なのだろうと感動。ありがとうございました。
お礼を言ったところ「自分たちも以前そうやって登らせてもらったから」とのこと。自分にしてもらった親切を、他人に返す。素晴らしいことで、ぜひ見習いたいと思う。

泊まりは大重丸。着いたのは6時くらいで、夕食には少し早いと思い、先に「みなとや」で温泉(400円)に入ることにした。偶然、さっきのYさんたちがおり、クライミング談義に花を咲かせた。
こういう偶然の交流があるところが、ツアーのいいところだ。気持よく湯から上がり、相変わらずすごいボリュームの夕食で満腹。

就寝は9時。隣の部屋が遅くまで騒いでおり、うるさかったが、耳栓をして熟睡。

●気温、服装メモ
東京を出るときは、ジオラインLWにロッシュジャケット、中綿ジャケット。ボトムは厚トレッキングパンツ。コートは持たず、昼寝用にと思って、フリースブランケットを詰めた。現地は思った以上に暑くて、12時くらいに測った気温は20度を超えていた。東京なら5月の気温か。登る時は半T1枚で十分。厚パンツを履いてきたことを後悔。バーブパンツで十分だった。
レスト時やビレイ時は、風が服と少し涼しい。が、ロッシュジャケットを着ると暑い。薄いWBを持参すればよかった。今度はそうしよう。
最初、岩の上で寝ていたが、暑くて日焼けもしそうだったので、岩と岩の間のくぼみの日陰で寝た。涼しくて、日向で寝るよりよく眠れた。

▼ポカポカというより、暑い。
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▼トップロープだけど、がんばってTO。Oダさん。
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▼見事なオンサイト、Kノさん。
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▼美しき日本の美しくない自分。
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▼夕景
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▼夕食
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# by seeyou44 | 2015-12-31 19:54 | 外岩クライミング

1年以上ぶりの河又でリクルート挨拶/CM173、外43、河又1

諸般の事情により、1年以上ぶりに河又。
Tハシさん、buchiさんと。

朝7時に入間市駅集合だけど、寒い!岩、冷たくないだろうか?
現地には8時前に着いた。さすがに1番乗りだ。さっそく「いきのいい奴」と「忍吉98」でアップする。岩はもちろん、冷たいことは冷たいが、焼石が欲しいほどではない。
Tハシさんが「大五郎」でアップするというので、その後で自分も登ってみた。
なつかしいルートだ。記録によると、2011年の2月にRPしているが、その後は1度も登っていないので、ほぼ5年ぶり。もっともと下部は2014年5月にRPした「ドラゴンストリート」で触っており、1年半振り、ということになる。
ちょっと不安だったが、ちゃんとコルネ沿い直上の正規ラインでノーテンで登れた。上部は完全に忘れていたが、なんとかなるものだ。「時効オンサイト」か? 一応、実力が上がっているのかな。5年もやってれば、当たり前か^^;

シュテファンフェイスで、「リクルートドラゴン」を触る。1便目は中間部のガバまで辿りつけず、ボルト2本めで敗退。で、時間切れで終了。
今回は挨拶程度に触っただけだが、寒い時期に狙うにはいいルートかも。


●気温、服装メモ
東京の予想最高気温は11度。
シュテファンフェイスの前は日当たりが悪くてちょっと寒かったが、荷物を置いた「モスグレイハンド」前に戻ってきたら、暖かい。時計の温度計では10度以上あった。
登る時はジオラインMW+ロッシュジャケット。ダウンベストは持参したが使わず。レスト時は薄い方のダウンコート。ボトムはユニクロウォームパンツ。寒さは感じなかった。
シューズは、最近けっこう気に入ってるインスティンクト(レース)38。細かいカチカチのフェイスに、ビシっと決まった。
# by seeyou44 | 2015-12-27 23:59 | 外岩クライミング

どんどん弱くなっているような?/CM172、ジム134、錦糸町39、パス20

江戸川橋 171,133,92,19
軽く風邪気味だったので、大事をとって、日曜の後、3日連続レスト。幸い、風邪は悪化せず、登れるようになった。しかし、先週は2日連続レストだし、どんどんトレーニング頻度が減っている。やれやれ……。

仕事の打ち合わせが伸びて、かなり遅い時間から江戸川橋へ。
まずキャンパ。ガバラングのラダーで1往復はできるんだけど、その次は1手も出ない。あんまり強くなってる気がしない。そんな急に強くなるわけないか。
ルーフのHヤマ11aや奥壁のm上5級など触るが、いずれもできず。

錦糸町 172,134,39,20
昨日のキャンパで前腕に筋肉痛があるが、Kスケさんが錦糸町に行くというので参戦。
このところキャンパとボルダーばかりだったので、久しぶりにリードをやりたい。
最近設定されたらしい、垂壁の右のオオツカ10dが常連さんの間で話題になっているので、触ってみた。下部が難しくて怖い。。。1便目はムーブを探り、2便目は下部核心でフォール。降りてやりなおし、3便目でようやくRP。
ハング左の黄色11d。久しぶりに触ったら全然できない。テンテンでT.Oのみ。強くなっている気がしないどころか、弱くなっている気がする。
やれやれ……。
# by seeyou44 | 2015-12-25 23:59 | ジムクライミング

「ホテル二子」どころか……/CM170、外42、二子山1

Tハシさん、Sキさん、buchiさんと。
昨日は神戸の岩場から帰って、すぐ寝ようと思ったが、結局寝たのは22時近かったか?それでも、4時起きなので6時間は眠れたことになる。
だか、体調は悪い。本当は、好きなだけ寝ている方が体調も回復するだろうと思いつつ、やはり登れる機会があれば行ってしまう。悲しい。

二子に来るのは2年前のGW以来だから1年半振り。その時は「ノースマウンテン」をトライして、結局登れなかった。

入間市駅に6:30集合。現地の駐車場に着いたのは8:40くらいだから、2時間くらい。下道のみ。

弓状エリアも、広場エリアも、大変な賑わい。我々は広場に荷物を広げた。顔見知りのMイさんがいたので聞いてみたら、このくらいの時期はいつもこれくらいだという。TハシさんやSキさんが狙っている「おいしいよ」は8人回しとか、9人回しとか。大変だ。

自分の狙いは「ホテル二子」(11c)。こちらのラインは、ヌンチャクはかかっておりトライするパーティはいたものの、空いている。オンサイトは無理にしても、あわよくば1日でお持ち帰りを、と思っていたが、とんでもなかった。

まず、アップで「高く登れ」。ラインがわからず、いきなりテンション。これでいいのか?と疑問に思いつつ、ずいぶん左から回ってトップアウト。

つづいて「徒然草」。このルート、「とぜんそう」と読むらしい。どうしてわざわざ間違った読み方をするのかと思ったら、初登者が「つれづれぐさ」を知らなかったから、ということらしいが、本当だろうか?

アップで登るはずのこのルートに、buchiさんともどもはまってしまった。2人でああでもないこうでもないとムーブを検討し、ようやくRPできたのが3便目。下手すぎるだろう。「ホテル二子」どころじゃない感じだよ。
でも、なかなか面白いルートでした。昨日の「与太郎」といい、ルートの面白さはグレードとは関係ない。

広場に戻ったのが12時過ぎ。アップのはずが、すっかり本気で、力も時間も使ってしまった。

「ホテル二子」のラインは、ヌンチャクはかかっているものの、トライしている人はいない。さっそくやらせてもらう。
出だしからけっこうかぶってるし、1ピン目が高くてちょっと怖い。「民宿」と呼ばれるらしい、横向きでコルネに足を突っ張ってレストができる箇所のあと、少し左上に登るところのムーブがよくわからない。なんとか抜けたけど、こんなムーブじゃ絶対つながりそうにない。そして「ホテル」へ辿り着いた。なるほど。これか。ホテルの中には折れたローソクが。。。なにかのジョークだろうか?
テンテンでトップアウト。

少し昼寝した後の2便目。やっぱり「民宿」後のムーブができず。早くも暗くなりはじめ、他のパーティの方が登って回収をするというので、そこで敗退。
次に登る人のムーブを見ていたら、核心部分は、自分よりずっと左、隣のラインのものではないかと思えるほど左のガバを使って回りこんでいた。明らかに、こちらのボルトよりも隣のボルトに近く、うーん、あのラインではさすがに左に逃げすぎなのでは?と感じた。
だが、その後に強い人が(多分クールダウンで)マスターで登り、やっぱり同じように左に回りこんで抜けていた。なので、それでいいのかもしれない。
だが、自然なライン取りという点からは、やや釈然としない気もする。自分の1便目では、そんなに左を使わなくても抜けられたのだし……。もう少しムーブを洗練させれば、不自然な感じのする左ホールドを使わなくても抜けらるのではないか。

戻ってきてからYoutubeにアップされている動画を見たら、やっぱり左のガバまでは使っておらず、自分と同じライン取りで(ムーブは違うが)登っていた。こちらの方が自分にとっては自然で美しいので、左は使わないラインで抜けようと思う。

アップでアップアップになってしまったため、2便でおしまい。

●気温、服装メモ
現地の気温は朝9時くらいで5度。その後はわからないが、天気がよく、日が当たるため、昨日の神戸の岩場よりは、明らかに暖かい。登っているときは、ジオラインのMW+ロッシュジャケットだったが、やや暑いくらい。ビレイのときも、風がなければコートを着る必要は感じなかった。
パンツとして、ユニクロのストレッチウォームパンツを投入。これはいい!冬場のフリークライミング用としては、かなり優れている。いままで真冬に使っていた、厚手のトレッキングパンツよりも使いやすい。安いくせに、リップストップ加工までしてあるのにはびっくり!

「ホテル二子」どころか……/CM170、外42、二子山1_d0252022_16592116.jpg

# by seeyou44 | 2015-12-24 16:59 | 外岩クライミング