おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

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レベルアップに必要なのは……/クライミングメモ56(外10、北川6)

アシマ・シライシさんが、スペインのサンタリーニャの岩場で「Open Your Mind Direct」を登ったという。
http://www.climbing.com/video/video-ashima-shiraishi-sends-open-your-mind-direct-5-14d5-15a/

『Climbing』誌によると、このルートはもともと5.14dとされていたが、ホールドが欠けたことにより、15aと考えられるという。
もし15aだとすると、女性として世界で始めて5.15aのルートのRPということになる。素晴らしい。
なにしろ、アシマさんはまだ13歳!これからどこまで伸びるのか、想像もつかない。まさに、天才クライマーというしかない。

いつも言っているが、クライミングでレベルアップするためにもっとも必要な要素は、「才能」である。アシマさんのような若き天才クライマーを見ていると、その思いを強くする。

では、才能に恵まれていないクライマーはどうすればいいのか?
レベルアップを目指さなければいいのかなあ。。。

自分も、クライミングの才能は皆無なので、なかなかレベルアップはしないのだが、レベルダウンなら大得意。今回もしっかりレベルダウンしてきました。

29日は水曜日で休日。単独の休みなので、北川あたりは混んでいるかと思ったが、そうでもなかった。
この祝日も、ほかの祝日のように土日とくっつけて連休にしてくれればいいのに。

いつもの0823着の電車で西吾野へ。今日はgaruさん、buchiさん、Kハマさんと。
garuさんもbuchiさんも、「錦ヶ浦・ヒロシ君」ラインの下部で苦労している。
だが、自分はつい先日「ヒロシ君」を完登した男。どれどれ、いっちょう見本を見せて差し上げますか、と取り付くも、2クリップ後の右穴が取れずにあえなくフォール。あれ?おかしいな、などと言いつつ、再トライするも、全然だめ。それから後も、まったくだめ。
もし自分が後ろから見ていたら、「この人がこのラインを完登したなんて、絶対嘘だよな。見栄張っちゃって、ぷぷぷぷ。。。」と思うに違いない。
だれも尋ねていないのに、「ホントに登ったんですよ!ホントなんだよ~」と、叫びたくなる。

それでもとにかくテンテンで最上部まで行き、ルーフを直登で超えるホールドとムーブを探る。
直登ムーブで使う左手のホールドはわかったが、やはり甘い。ぜんぜん甘い。そしてムーブはきつい。なんというか、「北落師門」のリップ乗り越えで、ガバを全部なくして、ホールドをずーっと悪くした感じと言えば、わかる人にはわかるか?

2便目は下部を「グリーン・オニオン」で登って、上部。やっぱり可能性は見えない。

今日はこれ以上トライしても時間の無駄なので、あきらめ。

そして、前回2便出して登れなかった(!)「謙譲の美徳」(11a)にトライ。Kハマさんがトライしているので、ヌンチャクはかかっている。
前回、核心のムーブも教えてもらったし、さすがに楽勝でしょ、と気軽な気分で取り付いたのに、ドフォール(><)。

次の便で、ようやくRPできました。前回とあわせて、都合4便。確実なレベルダウン。というか、永遠の11aクライマーか……。

さて「錦ヶ浦」だが、11aを4便もかけないと登れないのに、12cにトライする資格なんかないような気がしてきた。下部もできないし(思い出せばできるはず)、上部直登もできない。仮に両方できたとしても、それをつなげることは、少なくとも、今の自分には絶対にできん。
もう「保留」の文字が頭の中で点滅している。

もちろん、一度はできている「右抜け」でもいいのだけど、、、だけど、、、あれだけ、人にたずねたり、調べたりして、「直登が正解ムーブ」と言い切ってしまった。なのに今さら「やっぱり右抜けもいいラインだね。えへ(^^b」、とは言いにくいぞ。

そうだ!一連のブログ記事を全部消して、知らんぷりすればいいのでは、というナイスアイディアも浮かんだが、気が小さいのでそれもできない。

ああ、あんなこと、人に聞いたり、書いたりしなければよかったのに、俺の馬鹿馬鹿……。

とりあえずは、北川シーズンもそろそろ終わりだし、「錦ヶ浦」は保留して、順当に「名無しのゴンちゃん」(11d)や「秋葉大権現」(12b)あたりに方針転換か。。。

●気温など
予想最高気温は23度。終日半袖TシャツでOK(レスト中はカッパを着た)。
暖かくて快適というより、少し汗でヌメる感じになってきた。北川のシーズンも、もう少しかなあ?

前回は、ソリューション2号(HF改)で登ったが、今回は3号(Mi6改)。3号の方がかなりよい感触で、足元に不安はまったくない。

●おまけ
buchiさん、Kハマさんがいろいろ見つけてくれた。
ヤマウド、タラノキ、キイチゴなど。。。

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by seeyou44 | 2015-04-30 18:40 | 外岩クライミング | Comments(0)

やはり錦ヶ浦は直登だが。。。/クライミングメモ55(ジム46、江戸川橋32、パス57)

日曜、体調はあまり良くないのだが、登る感覚を忘れてはならぬと、江戸川橋へ行った。
難しい課題は避けて、リードの易しいグレードをつなげて登った。慣らし運転、みたいなもの。
でも、こんなことばかりしていても、強くはならないなあ。今の限界を越えるためには、どこかで無理をしないといけないのだけど、無理をすれば体への負担が大きい。そのバランスが、難しい。

ところで、リードエリアに錦糸町常連のMさんがいた。
昨秋からこの春にかけて、何度か北川でご一緒している。「ヒロシ君」→「錦ヶ浦」と落として、先日は「秋葉大権現」もRPし、北川は一段落とのこと。さすが、強い。
岩場で一緒だった時に、錦ヶ浦のことをちょっと聞いたら、「ルーフは直登で登れる」と言っていたが、実際にMさんが登っているところは、ぼくは見ていない。
ちょうど、先日も掲載した、garuさんが登っている動画を撮ったデジカメを持っていたので、見てもらった。すると……

「自分もこのラインですよ」

ムーブは多少違うが、ラインとしては、同じように頂点を越えたそうだ。
そして、「右から登る人が多いけど、まっすぐ登れるなら、その方がいいですよ」と言っていた。
やっぱりそうかあ。。。

でも、Mさんは、少なく見ても、ぼくより2グレードは強い。そのMさんをもってしても、下からつないで登って、乗り越しで5回くらい落ちたそう。

それ、自分にできるとは思えないのだけど。。。
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by seeyou44 | 2015-04-28 18:29 | ジムクライミング | Comments(0)

「錦ヶ浦」上部の正解ラインを見た!/クライミングメモ54(外9、北川5)

先週、ちょっと風邪をひいたと書いたが、いったん治ったと思いきや!前回の外岩のあと重症化。今週はすっかりへばっていた。それでも1回は、錦糸町に行ったのだが、体が重く調子は最悪。その後は、寝込んだり、起きたりの繰り返し……。
もう「後期中年」なので全体的な体力が落ちていることに加え、ひどい食生活のせいもあるのか、ちょっと風邪を引くとなかなか治らず、10日~2週間位は調子悪い状態が続く。もう、ボロボロである。

金曜には、ようやく薬を飲まなくてもいいくらいの感じになったが、体育館に行けるほどでもない。おとなしく早めに寝ようと思っていたなのに、また2時間睡眠になってしまった。
そして土曜は北川へ。いつもの0823着の電車に乗り、西吾野駅でgaruさんの車に拾ってもらう。

アップで「茶摘み唄」を登っている段階で、調子の悪さを感じる。調子のいいときなら、鼻歌まじりで楽に登れるルートなのに、今日はもう全力、という感じ。練習不足に加えて、病み上がりでは仕方ないか。

garuさんが「グリーン・オニオン」の下部から登り、錦ヶ浦にヌン掛けをしてくれる。
自分の1便目、「グリーン」から登って「錦ヶ浦」の上部へ。前回できた右抜けで上がろうと思うが、できず。
2便目、同様。直上ラインを検討するが、可能性が見えず。
3便目、下から登ろうとしたが、下部核心がまったくこなせず。かつて登ったことがあるというのが信じられないくらい、ボロボロ。中間ルーフまでであきらめ、「グリーン」にかけたヌンチャクを回収して降りる。

この時点で2時くらいなのだが、全然ダメなので、もうトライする気にならない。それで、ヌンチャクがかかっていた「謙譲の美徳」(11a)を触ってみることにした。「謙譲」は、ずーっと昔、会長と登っていたころ、はじめて北川に連れてきてもらったときに1回だけ触ったことがある。が、その時はまだ11など登ったことがなかったから、当然登れなかった。
それから、北川には何度も来ているのに登るチャンスを逸していた。
いくら調子が悪いと言っても、11aなら問題なく登れるだろう、と気軽に取り付いたら、なんと核心が越えられず、フォール。
さらに、2便目も核心ムーブができずにテンションが入る。見ていたEガワ夫妻には、「錦ヶ浦で力を使ってしまったからですよ」と、慰めの声をかけてもらう始末。
情けない。。。いくら疲れているとか、病み上がりとは言っても、さすがに、これには凹んだよ。
「錦ヶ浦」なんて10年早い気がしてきた。

一方、garuさんは、テンションが入った後ではあるが、「錦ヶ浦」上部ルーフを見事に直上ラインで超えていた! これこそ「錦ヶ浦」の「正解ライン」だと思う。
前回の記事(http://seeyou44.exblog.jp/21736274/)で書いた、旧「スカイダイバー」ライン)
自分もこのラインでの完登を目指したいけど、いまの力ではまず不可能。。。どうしようかなあ。



一方、中間部のライン取りについても、わかったことがあるのだけど、長くなるからそれはまた別記事に書く予定です(まだ研究が続くのか)。

●北川の岩場について(定期コピペ)
北川の岩場では、過去にクライマーのマナーが悪かったことから、利用禁止の危機がありました。今後も長くこの岩場で登るために、下記の点に注意してください。

・火気厳禁(コンロ、タバコも)

・用便(大)は、必ず、徒歩7,8分くらいの元小学校にあるトイレで。とても綺麗です。

・岩場の入り口の駐車場に駐車する場合、必ず、神社の賽銭箱に500円を入れること。

・電車利用でも、いくらかは賽銭を入れた方がいいでしょう。気持ちです。

・人家が近いので、大声、奇声などは、控えましょう。

また、クライミング上の注意点として、下記の点もご留意ください。

・北落師門など一部のルートは、終了点にクリップした後、ロープの流れが悪くなるため、ロワーダウンには「結び替え」が必要です。結び替えができない方は、「終了点にはクリップしない」か「上まで抜けて歩いて裏から降りる」という方法もあります。

・リップに設置されているチェーンの支点(ラッペルステーション)は、ロワーダウン時の結び替え用です。終了点は、原則的に岩の上部になります。

・岩がかぶっていたり、トラバースのルートがあるため、ルートの途中にヌンチャク回収用のカラビナが残置されています。外さずに残しておいてください。

(参考)
http://freeclimb.jp/news/news2014_4.htm#kitagawa
http://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E5%8C%97%E5%B7%9D/
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by seeyou44 | 2015-04-26 16:00 | 外岩クライミング | Comments(0)

古文書による「錦ヶ浦」研究。なぜ「スカイ・ダイバー」は消えたのか?

前々回、前回に続き、北川「錦ヶ浦」について考察する。

今回も、ルート内容に関する記載があるので、「錦ヶ浦」にオンサイトトライを目指している方は、以下を読まないようにお願いします。

●いきなり余談だが

その前に、いきなり余談だが、先日発売されたばかりの、『瑞牆クライミングガイド』を購入した。
これが素晴らしい内容であった。まず、トポ自体がよい。図はカラーで見やすいし、ほぼすべてのルートに、登攀に必要なコメントが付けられている。
また、トポ以外の、読み物記事、――岩場の開拓の歴史であるとか、代表的なルートの解説、それに開拓に携わったクライマーたちの横顔など――も、とても読ませるものである。上下巻を買うと7000円を超える値段なので躊躇したが、買ってよかった。問題があるとすれば、クラックをやったことのない自分が、果たして瑞牆に行くのか、ということだけだ。

『瑞牆クライミングガイド』は、今後発行されるすべてのトポが参照すべきベンチマークとなるであろう。
商業出版社が発行している本ではないので、最初に刷った部数が売れ切れてしまうと、入手困難となる可能性も少なくない(『伊豆・城山 フリークライミング ガイド 400』や『湯河原幕岩ボルダリングトポ』のように)。
少しでも関心のある方は、早めに入手されることをおすすめする。

●何度でも言うが、なんのための「CLIMBMNG-net」?

閑話休題。
『日本100岩場』の北川のページ、「錦ヶ浦」のコメントには、「オリジナルは11に抜ける。」とある。11とは、北落師門の最終部分だ。
『100岩場』は、情報のほとんどが『岩と雪』誌上で連載されていた「日本100岩場」という記事、あるいはその他のローカルのトポを元にしており、著者が実際に登って、書き下ろしているわけではない。
その上、ページの関係上か、もとの情報を勝手に省いていしまっているところが多いといわれる。そのため、間違いや、わかりにくいところが多いという欠陥がある。
この「錦ヶ浦」の記述も、「オリジナルは11(北落師門)に抜ける。」とだけ書かれても、はっきり言って意味不明である。今のラインは、「オリジナル」ではないなら、なんなのか? オリジナルのラインで登ってはだめなのか、いつ、どうして変わったのか、など、当然出てくる疑問に、なにも触れられていない。万事この調子で、『100岩場』には“手抜き”感がプンプンする。

ただ、紙の本には、物理的な制約がある、という事情は理解できる。ページを増やせば定価も上がるだろう。
だが、それだからこそ、同じ発行元が「CLIMBING-net」というWeb媒体を作ったのではないのか? 紙の本では書き切れなかった詳細な情報をフォローしてこそ、Web媒体の価値があるはず。
ところが、現状ではほとんど紙の本のコピペのような情報しか掲載されておらず、更新もほぼ行われず、Webである意味がない。何年も前の古い情報を平気で乗せたままにしておいて、Webサイトの存在価値がどこにあるのか?
とってつけたような、ほとんど役に立たない検索機能(トイレの有無で岩場を検索するクライマーがいるのか?)などよりも、岩場情報、ルート情報の充実化を図るべきだろう。
それがわからないなら、コンテンツ業者として阿呆だし、わかっていてやらないなら、手抜きである。
『100岩場』および「CLIMBING-net」の編集関係者は、『瑞牆クライミングガイド』の爪の垢を煎じて飲むがよい。

●1989年の『クライミングジャーナル』40号における北川の岩場

いや、今度こそ閑話休題。
先日、ヤフオクで『岩と雪』『クライミングジャーナル』がまとめて出品されており、あわせて50冊ほどまとめて購入した。2万円以上も散財してしまったが、かなり面白い。
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その中に、北川について触れた2冊があり、以前の北川の様子をうかがうことができる。

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古い方は、『クライミングジャーナル』(第40号、1989年3月発行、白山書房)。私がまだ大学生だった時代で、バブル経済のピークだった頃だが、誌面からはバブリーな感じはまったくしない。

「奥多摩・奥武蔵の岩場」特集の一部で、北川の岩場が採り上げられている(60ページ)。
ルート図とコメントを見てみよう。(画像はクリックで拡大します)

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(『クライミングジャーナル』40号より引用)

上部では、「錦ヶ浦」と「北落師門」が共通になっていることは間違いない。ただ、そのライン取りは、現在の「北落師門」よりも、「錦ヶ浦」のあたりを登っているような?

(ちなみに、この右ページには、「北落師門を登る高橋建雄」という写真が載っているが、そのラインはどう見ても「グリーンオニオン」になっている?? これはたぶん、写真を間違えたのではないだろうか)
ルートは12本だけで、「ミンボー」も「UV」も「茶摘み唄」ない。その代わり、秋葉大権現が2本ある。


●1994年の『岩と雪』167号における北川の岩場

この1989年から5年後、『岩と雪』167号(1994年12月)では、『100岩場』の元となる「日本100岩場」の連載で、北川が採り上げられた。この時は、ルートが25本に増えている。(現在の『100岩場』では18本が掲載されている。)

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(『岩と雪』167号より引用)

「錦ヶ浦」(19)については、「上部はスリングの下がったハングをダイレクトに越え、北落師門に合流」と書いてあるのだが、この「上部はスリングの下がったハング」とあるのは、18と19が別れる下の、「ヒロシ君」と別れてすぐの中間ハングのことだろう(長細い丸がスリングのマークだと思われる)。
ここで「ダイレクトに越える」ということは、右の、「ヒロシ君」の棚のホールドを使ってはもちろんNGだが、左の「北落師門」のガバを使うのも、ダメということだろうか?あのガバを(手でも足でも)使えないという限定にすると、この中間ハングのあたりもけっこう厳しいかもしれない。
とにかくそこを超えたら、北落師門と合流し、リップを越えるときは、北落師門ルートで越えるのが「錦ヶ浦」だ。

そして、ここで興味深いのが、三角ハングの頂点をまっすぐに越える「スカイ・ダイバー」(18)というルートだ。中間ハングを越えた後、「北落師門」に合流するのが「錦ヶ浦」で、「北落師門」に合流せず、「最上部のハングの先端をまっすぐに越える」のが「スカイ・ダイバー」ということになっている。

先日来、「錦ヶ浦」では、なるべく三角ハングの頂点を越えるライン取りで、という話を書いているのだが、このルート図を見る限り、そのライン取りは、まったく「スカイ・ダイバー」(12c)そのものではないか。

●消えた「スカイ・ダイバー」と、「錦ヶ浦」ルート変更の謎

つまり、1994年の段階では、現在の『100岩場』で「錦ヶ浦」として記載されているルートは、「スカイ・ダイバー」という別(派生)ルートであり、錦ヶ浦はそれとは別ラインとして存在していた、ということになる。
だが、その後、2000年に発行された『100岩場』では、「スカイ・ダイバー」というルート名が消ている。そして、もともとは「北落師門」と合流していたはずの「錦ヶ浦」が、「スカイ・ダイバー」のラインを登ることとされた。
非常に不思議である。

派生ルートが消滅するすること自体は、珍しくないだろう。現に、1989~1994年にはPart1とPart2の2本があった「秋葉大権現」は、現在では1本とされている。

しかし、派生ルートの名前が消える一方、本来のルートの名前が、その派生ルートのラインとして残る、というのは、かなり珍しいのではないか?(ラインとしては本来のルートが消える)。

しかも、この『岩と雪』のトポでは「スカイ・ダイバー」は★★★で、「錦ヶ浦」は★★となっており、ルートとしての評価はスカイダイバーの方が高くなっていたにもかかわらず、である。

謎は尽きず、非常に興味深いが、どんな経緯でそうなったのかは、まったくわからない。
(もし、その経緯についてご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。)

いずれにしても、「錦ヶ浦」のオリジナルのラインよりも、「スカイ・ダイバー」ライン(現在の「錦ヶ浦」ライン)の方が、より攻撃的で、『岩と雪』の解説にあるように「見ても登っても魅力的」であることは間違いない。
よって、私もこのラインを目指すことにする。

なお、「スカイ・ダイバー」の初登は、奥多摩に多くの名ルートを開いている小林敏氏であるが、さすがである。

●おまけ:「北落師門」のグレードはなぜ引き上げられたのか?

その他のルートについても、現在のトポとの、興味深い違いがある。

まず「北落師門」のグレードは、1994年までは「11d~12a」となっており、「ルンルン・ヒロシ君」は、12aだ。登った人ならだれでも感じると思うが、「北落師門」は「ヒロシ君」より、はっきりと1グレードはやさしい。なぜ『100岩場』では、「北落師門」がアップグレードされたのか(そしてヒロシ君やバトルが据え置かれたのか)も、謎である。私の体感では、むしろ「北落師門」を11dに下げた方が(他のルートとのバランスでも)よかったのではないかと思うが。

また、「ミンボー」は、1989年にはまだ存在せず、94年に登場するが、その際は、「ヒロシ君・錦ヶ浦」と共通のスタートであった(17)。ここから直上して上部に至るとなると、現在のラインよりも難しいのではないだろうか?それでいて、グレードは「11d」である。

私がいつもアップで登る「茶摘み唄」は、左から登るダイレクトルートがあり、11cとされている(6)。これは、現在のボルト位置でも登れると思うので、機会があったらトライしてみたい。
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by seeyou44 | 2015-04-24 23:00 | クライミング研究 | Comments(0)

「錦ヶ浦」上部のライン取りについて・その後

前回の記事で書いた、北川・錦ヶ浦の上部ライン取りについてだが、クライミング仲間のKスケさんが、ジムでたまたま勝井プロと会ったときに、聞いてくれたらしい。ありがとう。

その結果、勝井さんによると、「緑のラインはダメ」だと!そして頂点の左側からも登れる、と!

うーん、、、ムーブ作れるのかなあ?
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by seeyou44 | 2015-04-22 12:52 | クライミング研究 | Comments(0)

「錦ヶ浦」上部のライン取りについて

北川、「錦ヶ浦」の上部、ルーフの乗り越しから終了点までのライン取りについての疑問点をメモしてみた。

【注意】この記事では、「錦ヶ浦」のホールド、ムーブに関する記載があります。オンサイトトライを目指される方など、ホールド、ムーブに関する情報を知りたくない方は、以下の記述は読まないようにご注意ください。

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このルートでは、写真のように三角形に突き出したルーフを、越えて行く上部が核心だ(下部も難しいが)。ここで、疑問となるのが「どこまで“頂点付近”のラインを越えなければならないのか」である。
言い換えると、頂点の右辺はどの程度使ってもいいのだろうか?ということである。
(頂点から左の辺を乗り越すこともできるかもしれないが、終了点が右面にあり、また、チェーン付きの支点が右辺に設置されているので、左辺を越えることは通常考えられない。)

『100岩場』にも「ハングのトップを抜ける直上ライン」と書いてあるし、人に聞いてもなるべく頂点を超えたい、と言われる。人のブログを見ても、次のような記載がある。

http://blog.goo.ne.jp/timeslipper/e/dc1275f8022c3280b7f80940bfd8a159
「ハッキリとした限定はないようだが、何かの本に(確か過去の「R&S」に)「できるだけ突先に近いところを乗っ越す」と書いてあった。」

http://chibi-climber.blog.so-net.ne.jp/2007-10-22
「問題の乗っ越しは”師門”の方へ逃げたくなるが、頑張って一気に遠くのホールドを取りに行き、何とかせり上がる事ができた。」

このように言われると、乗り越しは、下のピンクのラインのようなイメージではないかと思われる。しかし、実際にはどうも緑のラインのような感じで抜けている人も、多いようだ。

ルーフを下から見たところ
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ルーフを上から見たイメージ
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右面の支点から50~60センチくらい上には、いくつかのガバ(図の「ガバ地帯」)がある。それを取ってしまえばほとんど終了なのだが、ルーフ下のガバから、そのガバ地帯に至るラインである。

先日の2便目では、支点の「左のチェーンあたりにある穴カチ」から、ずっと右上の「遠い穴ガバ」を取った。そして右足をリップのすぐ下あたりに乗り込んでガバ地帯に、というムーブ。
先日は、このルートを以前に登っているという錦糸町常連の某氏がいて、ラインについて尋ねたところ、わざわざ見本を見せてくれた(ありがとうございました)。すると、たぶん自分と同じようなライン取りだった。チェーン横のカチを左手で取り(これは下から見てもわかる)、右手は見えないのでわからなかったが、たぶん同じ「遠い穴ガバ」だと思う。

おそらく、自然に登ると(岩の弱点をついていくと)こんなラインになる。また、終了点と支点の位置から考えても、これでもいいのかとも思う。(もっとも、リップの支点については、後からロワーダウン用に打ち足されたもので、オリジナルな支点ではないので、その位置は参考にはならない。そもそも登るときに使っていいものかどうかも不明)。

また、Youtubeにアップされている動画や、ブログの写真などを見ると、チェーン横の穴カチさえ使わず、いきなり右辺から抜けてるように見えるものがある。さすがにそれはちょっと、、、と思うのだが、それに比べれば、穴カチから右手を出すムーブは、まだ「頂点寄り」であることは間違いない。そう考えると、これでいいのかな、という気持ちも、半分くらいはあるのだ。

しかし、そうは言っても、このライン取りだと、遠い穴ガバがけっこう右に離れているのと、身体の中心がずっと頂点より右にある(だいたい緑の矢印の感じ)ことが気になる。
せっかくルーフを越える攻撃的なルートなのに、肝心の乗り越しで「右に逃げている」感じがする。どうせなら、頂点をダイレクトに乗り越えた方が、かっこいいのではないだろうか?

実は、頂点の上辺(凸角)より左にも、甘いのだが、ホールドがある(図の「凸角より左の悪いカチ」)。
このホールド(でなくてもいいのかもしれないが)を使うと、ピンクのラインくらいの、かなり頂点沿いに登れることになる。
実際、先日、garuさんは、このホールドを使って、ほぼ頂点沿いに体を上げて登っていた。そのときは、自分はまだ錦ヶ浦にトライをしていなかったが、garuさんにルートのことを聞かれて、「頂点沿いを登らないとダメみたいですよ」と伝え、彼はだいぶ苦労してそう登ったのだ。

もちろん、右しかラインが取れないのであればそれでいいのだが、実際に頂点沿いに登っているのを目の前で見ているので、どうしても気になる。
それで、自分も左の悪いカチを使ったムーブを作ろうと思ったが、できなかった。そこだけやっても、右から行くのに較べてかなり厳しい感じだったので、下からつなげて登るとなると絶望的かもしれない。

もっとも、「12c」というグレードなのだからそれくらい難しいのが当然、ということなのかもしれない。なにしろ、自分は12cというグレードを(まともな12bも)登ったことがないので、判断ができない。もう少し、ラインを探ってみるつもりだが、ピンクのラインで行こうと思うと、今の実力では登れない気がする。

「ライン取りのカッコよさ」というのは、些細なことかもしれないし、どうでもいいといえばどうでもいい、自己満足的な話かもしれない。
「どっちでも、自分が登りやすいところを登ればいいじゃん」というのは、一理あるが、フリークライミングとはそもそも、そういうところにこだわる遊びだと思っている。

「登り切ること」(頂上に達すること)自体を目的にするのではなく、「どのように登るのか」を厳しく問うことから、「フリー」という概念が生まれたことを忘れてはいけない。

この乗り越しのライン取り、ホールド、ムーブについて、ご存知の方はぜひ教えてください!
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by seeyou44 | 2015-04-20 08:45 | クライミング研究 | Comments(4)

収穫あり!/クライミングメモ52(外8、北川4)

今週は体調が悪かった。
喉が少し痛くて体がだるい。風邪かな、と思って葛根湯を飲んでいたらだいぶ良くなったが、風邪というより疲労が溜まっている感じだったようだ。喉の痛みがおさまっても、どうも体を動かす気にならない。
思えば、先週も「疲れが溜まってるな」と感じていたのに、体重がやや増え気味だったこともあり、少し無理してクライミングに行ったり、体育館に行ったりしていた。それがたたったような気がする。
「オーバーワークはレストに劣る」ということを、身を持って実感。3週動いて1週休みというのが、良いペースなのかもしれない。
というわけで、今週は丸々休んでいたのだが、外岩の前に、まったく体を動かしていないのもどうかと思い、金曜にはコンディショグ的にバイクを少し漕いで、早めに寝た。

朝、池袋駅で改札に向かって歩いていたら、登山姿のおばさんからいきなり「どちらの山に行かれるのですか」と聞かれた。「登山じゃなくて、ロッククライミングなんです」と言い、二、三言会話したが、この電車に乗っているのは、ほとんど日帰りのハイカーなので、大きなバックパックを背負っている人はめずらしかったのかもしれない。しかし、隣の席に座っているなどならともかく、歩いてるときに話しかけられたのでちょっと驚いた。おばさんのコミュニケーション力高いね。

駅内のコンビニで食料を調達し、おなじみの0705発の快速電車に乗る。久しぶりに晴れた土曜のせいか、ハイカーが多く、空き席もほとんどないくらい。それはともかく、電車に暖房が入っていて、暑くて非常に不快で、気分が悪くなる。今日は東京の予想最高気温が20度もあり、朝から暖かいのに、西武はいったいなにを考えているのか? エネルギーの無駄遣いもいいところだ。

西吾野駅でbuchiさんと合流し、岩場へ。桧ルート右、左、そして茶摘み唄と、いつもの3本でアップ。岩はちょっと染み出しがあり、「北落師門」の取り付き下あたりでは、何箇所かポツポツと水滴が滴っている。昨日、東京では通り雨があったが、あの程度の雨だけならこんなには濡れないだろう。たぶん、このところ雨が多いので、岩がたっぷりと水をたたえているのではないか? 

アップの後、下部を「グリーンオニオン」のラインで登り、「錦ヶ浦」の上部を確認。
本気シューズのソリューションを履こうとしたら、なんと両方とも右ではないか! 2号と3号の右だけを持ってきてしまうという、痛恨のミス。2号と3号が混ざっていても、左右になっていれば問題はないが、まさか両方右とは。。。アホすぎる自分。

しかたなく、アップ用のVxiで登る。もっとも、グリーン→錦ヶ浦上部なら、細かい足ホールドはほとんどないので、別に問題はなかった。
こちらはあまり染み出しはなく、一部に湿っぽいホールドがあるくらい。
1便目は、ヌン掛けしながらリップまで。2便目は、中間のムーブを作って、上部はテンテンで右から抜けてトップアウトまで。3便目は、buchiさんが「ルンルン・ヒロシ君」の下部にヌンチャクを掛けたので、下部も正規ライン。しかし、Vxiで細かい足が拾えないこともあり、テンテンで話にならない。汗だくで回収して、本日終了。

「錦ヶ浦」上部の乗り越し部分のラインやホールドについて疑問が多いのだけど、これについては別記事で書きたい。

「ミンボー」は、核心のクラックあたりから上がかなり濡れていたらしい。buchiさんは雑巾を持って登り、しきりに岩を拭いている。拭いた雑巾が絞れそうなくらい濡れていた。それでも、本日2便目、会心の登りでRPしていた。このコンディションで登り切るのは素晴らしい。

帰り、ちょうど同じくらいの時間に撤収したEガワ夫妻が「車で送りましょうか」と声をかけてくれた。なんて親切なのだろう。ありがたく同乗させていただき、西吾野駅まで送っていただいた。1651発の快速急行に乗れて、大変助かった。ありがとうございました。

●気温、ウェアなど
岩場には14人。顔なじみの人も少し。もう少し混んでいるかと予想していたが、そうでもなかった。
飯能の予想最高気温は19度。長T、マイクロフリース、カッパ、バーブパンツでいく。中綿JKTと半Tも持参。登っているときは長Tを腕まくりしてちょうどいい。休憩中はフリースを脱ぎ着するのが面倒なので、長Tの上に中綿JKT。まだ半Tの出番はなかった。

●今日の収穫
岩場からちょっと下がったあたりに、見覚えのある植物が。ヤマウドじゃないか?
でも、こんな人里近くに?と思って自信がなかったので、植物にくわしいbuchiさんに確認したら、やっぱりウドだと。春の沢キャンプでは、ウドはおなじみで珍しくないが、こんな人家も近い岩場で自生しているとは、驚いた。ナイフで地中の根を切って採集し、ビニール袋に入れて持ち帰った。他にウルイもたくさん生えていたが、これは採っていない。タラの芽やコシアブラなんかも、探せばあるかも。山菜はあまりくわしくないが、そのあたりなら、同定できる。
なんだか、北川に行く楽しみが増えたぞ。

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by seeyou44 | 2015-04-18 22:42 | 外岩クライミング | Comments(0)

新100度壁トライ/クライミングメモ50(ジム43、江戸川橋30、パス54)

夕方から江戸川橋。
このところ平日は錦糸町、週末は外岩という感じが続いていたので、I崎さんから「久しぶりですね」と言われた。
100度壁がホールド替えになっていた。替わったばかりなので常連さんがみなさん取りついているが、そう混んでいる感じでもないので、混ざってトライ。Mヌマさんはピンクから登っていると言っていたが、律儀な人だ。自分はピンクはおろか緑も面倒なので水色から。当然全部1撃、と思いきや!水色10が難しい。。。5回くらい落ちてショックを受けたので放置して黄色に移行。
黄色5は1撃、6は3撃。7が難しくて、敗退。右壁に移動して軽くセッション。黄色10。下部はなんとかがんばれるが、上部が悪いホールドで遠い。11も似たよう感じ。この2つをさんざん撃って、指がヨレヨレ。
なんだか、前の黄色より難しくなったような?あるいは、自分が弱くなっているのか。考えてみれば、本気のボルダー自体が久しぶりだから、弱くなっている可能性も十分ある。

一休みのあと、再び水色10。箱上の見えないホールドを取るとき、常連さんのアドバイスで、右出しを左手出しにしたらすぐ解決。そうだと思ったんだよ~。こっちの方が自分の得意ムーブ(足を開いて身体を倒す)なのに、なんでやらないかな。
手足青F、3撃。手足青G。スタート直後に足を滑らせて(なぜか壁際の床が濡れていた)膝をかなり強打。戦意喪失。時間も頃よく、ここであがり。
昨日も書いたようにリードでは上達の壁にあたっている。ブレイクスルーのため、しばらくは、ボルダリングを増やしてムーブ力を上げたい。

帰りに後楽園のドイトに寄って、ビレイグローブを物色。いま使っている「豚レンジャー」(作業用の豚革手袋)が、だいぶぼろくなってきたので、同じものを買おうと思った。いま使っているのも、ここで買ったものだ。ところが、値札を見て驚いた。880円もする!たしか、前回買った時は600円くらいだった。その前は、480円とか、それくらいだった。ここ数年で、倍近く値上がりしてしまった。
880円なら、高くて買えないというわけではないが、他ならもっと安いところがあるかもしれないと思い、とりあえず見送った。
この手の中国製のものは、アベノミクス=円安誘導のおかげで、すっかり高くなってしまった。食料をはじめ多くの物品を輸入に頼って暮らしている日本の消費者にとって、自国の通貨価値が下がるということは、デメリットでしかない。輸出企業にとっては多少メリットはあるだろうが、そのメリットによって得られた利益は内部留保されるだけ。アベノミクスなど支持する理由は、ひとつもない。
為替レートは、長期的には各国の経済力の差を反映する。下がり続ける円と、上がり続ける中国元の動向は彼我の将来を示しているとしか思えない。
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by seeyou44 | 2015-04-11 23:59 | ジムクライミング | Comments(0)

ようやく黄色12b登れた。が……/クライミングメモ49(ジム42、錦糸町12、パス53)

Kスケさんと錦糸町。
連登だが、身体の疲れは感じない。昨日も大して登ってないからね。
アップのあと、ハング右黄色12b。
スローパーから先は声を出しながら登り、なんとかRP。本当なら、昨日の3便目で登れていなければならないはずなので、登れて当然といえば当然だが、ほっとした。
数えてみたら13便だった。10便以内という目標は達成できなかったが、左のピンク12bが17便かかったことを考えれば、そんなに悪くはないか。
常連さんの間では、左のピンク12bよりもこちらの方が難しいという声が多いようだったが、自分の感覚では同じくらいか、こちらの方が少し易しいかも。こちらで本当に難しいのは、スローパーにマッチして次のサイドガバを取るところだけで、1手ものに近い感じ。ピンクは下部もバランシーでいやらしく、ルート全体を通して悪かった。

狙いのルートが1便目で登れて、まだ時間はたっぷりある。
次は、最近常連さんの間で流行っている、左の黒12cを触ってみた。。。が、しかし!下部だけでも激悪。遠くてきついボルダームーブに加えて、ホールドが悪い。
右壁でも左壁でも、12bまでは、遠かったりバランシーだったり、全体を通してヨレたりする難しさはあるが、ホールドは基本的に悪くない。だが、12cになると、上記の要因に加えて、悪いホールドが急に増えて、難しさが数段アップする。垂壁の11aで使われるようなホールドが、ハングで使われてくるのだ。
これは、江戸川橋の1面ハング壁でもそうだった。12bまでは、悪いカチなど出てこないのだけど、黒12cになると急にフィンガリーになる。T-wallだけの特徴なのか、他でもそうなのかは知らないが、それが、12でも、前半(bまで)と後半(c)との顕著な差になっている。

結局、スタートの後、2クリップ目の後のパックマンホールドを取るところまででも、テンテンでチョンボしまくり。そしてパックマンホールドが取れる気がしない。あきらめて敗退。
2ピン目で敗退では、門前払いもいいところだ。江戸川橋の黒12cも、2ピン目まで行けなかったので、たぶん根本的にクライミング力が不足しているのだろう。
はっきり言って、(T-wallグレードで)12bとcとの間には、高い壁があり、なんらかのブレイクスルーがないと乗り越えられない気がする。しばらく集中してボルダリングをやって、ムーブ力を鍛えた方がいいかもしれない。あるいは、ここがクライマーとしての自分の限界である可能性もある。

Kスケさんが右壁の9月課題11cにトライ。1箇所、テープがほとんど剥がれているというトラップがあり、最初ハマっていたが、常連さんのアドバイスで解決。自分も触ってみたら、よくオブザベしたつもりでも、やっぱりルートが読めておらず、テンテン。2便目でRP。わかってしまえばどうということないルートなのだけど、やっぱりオブザベが下手だ。このムーブなら、オンサイトできなければだめだろう。

最後にちょっとだけ筋トレしておしまい。

今日は巣に食材がないので、LIVINで弁当を買おうと思ったが、思い直して野菜スープと無脂肪ヨーグルトだけにしておいた。
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by seeyou44 | 2015-04-10 01:20 | ジムクライミング | Comments(0)

黄色12b、あと一歩で取り逃がす。減量を決意/クライミングメモ48(ジム41、錦糸町11、パス52)

いさぎよくないぞ、冬。寒の戻りで東京の最高気温は8度。朝は朝少し、雪だかみぞれだかが降ったらしい。ダウンのコートを来て錦糸町へ。

狙いはハング右の黄色12b。
1便目、核心スローパーで右手は止まったものの、左手は止まらず落ち。ちょっとだけムーブを検討するが、やっぱり普通に左手を寄せて足ブラになるのが一番楽そう。

2便目、今度は左手も止まったが、その後足が切れてブラになったところで耐え切れずに落ちる。そこだけ1回練習して降りる。

3便目、ビレイヤーにあらかじめことわり、4ピン目のクリップを飛ばした。右手を止め、左手も止まり、足ブラに耐えて右足を丸ガバに乗せなおすことができた。「いただき」と思ったのが悪かったか、次のガバに飛ばした右手が、やや浅くて保持できずに落ち。これは悔しかった!

最後は、ハング左のオオイケ11ab。1箇所遠くてちょっと恐い。テンション入ってしまった。まあ適正グレードだろう。これでテンションは情けない。

ところで、このところじりじりと体重が増えている。60オーバーが定着してきてしまった。これはやばい。なんとしても60アンダーに戻さないと。できれば59以下にしたい。減量を決意した!
昼には、豆腐とこんにゃくが主体の煮物を作り、まだ冷蔵庫に残っている。LIVINへの誘惑を断ち切り、まっすぐ帰った。
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by seeyou44 | 2015-04-08 23:42 | ジムクライミング | Comments(0)