おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

カテゴリ:山行( 3 )

秋川・軍刀利沢遡行

こう暑いと、フリークライミングもやる気がしない。
元気な若者は、涼しい小川山や瑞牆、カサメリあたりまで、東京から日帰りで行ったりするのだろうけど、後期中年の自分にはそんな元気もない。車に乗ってるだけで疲れちゃう。

それに、夏のレジャーなら、やっぱりフリーより沢で水遊びだろう。
というわけで、土曜日帰りで、KJ氏、Y木氏と、秋川の軍刀利(ぐんだり)沢へ。天気予報は東京の最高気温34度、晴れのち曇りということで、最高の沢日和だ。一日中晴れというのは、それはそれで下山が暑くてつらくなる。遡行中は晴れてて、下山の時は曇ってるのが一番いい。

朝6時に待ち合わせのところ、電車を1本乗り遅れて6:15に東中野へ。Y木さんが安いレンタカーを借りてくれて、ピックアップしてもらう。八王子でKJ氏をピックアップしたのが7:40くらい。思ったより時間がかかり、大幅に遅れてお待たせして申し訳なかった。

矢沢林道と熊沢林道の出会いで駐車。ゲートが閉まっているので、ここで降りて着かえて林道を歩く。KJ氏がiPhoneのGPSアプリに地図とルートを入れてきてくれたので、取り付きはすぐわかった。顕著な沢だし、一応赤テープがついているので、なくても迷わないとは思うが。

靴を履き変えて入渓。倒木が多くて、やや荒れた渓相だが、登れる小滝が多くて楽しめる。いつものごとく合言葉は、「全滝直登、高巻禁止」!

メインディッシュは、ガイドブックで「2段15m大滝」となっている滝。なかなかの迫力だ。そして、そこそこ水量が多いのか?見るからに難しそう。水流左側はカンテで、弱点がありそうに見えるが…?
残置の支点を探すが、見当たらない。中段が棚のようになっているからそこまでいけばあるのかもしれないと、一応ロープを結んで取りついてみるが、悪い。コケコケで、あまり登られている感じがしない。取り付きが滝壺の中になる上に、水をじゃばじゃば浴びるから寒いし、いまいち体が動かない。中段の棚まではがんばればいけそうだが、どうにもその後が悪そうで、あきらめる。

自分よりクライミングが上手いY木さんに選手交代してトライしてもらい、落ちてドボンしたりしながらかなりがんばって粘ってもらったが、やはり難しそう。やむなく右から巻く。
無念の敗退。

この15m大滝だが、ガイドブックには「1段目は巻き気味に中段の灌木まで登り、2段目は水流右を登る・・・通常は右からの高巻きとなる」とある。もちろん、われわれは通常ではなく異常なので、直登にトライするが、ちょっとこのガイドブックの記述が不明瞭で、「灌木」というのがどれを指すのかわかりにくい。

次の写真は下のサイトからお借りしたものです。
http://blog.goo.ne.jp/s-aki_1946/e/004bfd80d16e5c13a4f2adb2e9976059
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我々は、写真のAから登ってCの細い木のあたりを目指した(カンテが弱点に見えた)。Bのあたりは小さい棚になっていて、このあたりまでは行けそうなのだが、ここから上がかなり悪そうなのだ。
しかし、今から思うと、このルートはどう考えても「巻き気味」ではない。巻き気味という記述から考えると、水流右側のDのコースを登っていき、Eの「灌木」を目指すのが、たぶん正しいのだろう。オブザベ能力の低さか。残念。

(と思っていたら、やはり水流右を直登している記録がありました
http://sankokai.blog34.fc2.com/blog-entry-239.html

大滝を巻いたあとは、何度かの分岐を、水量の多い方をたどって登るだけ。ツメの少しまえから雨が降り出したが、藪漕ぎもなく、登山道へ。ちょうど、分岐の看板の前に出て、現在地の確認も簡単。

いやー、楽しかったねー。。。と、ここですっかりおしまい気分になっていたのだが、本日の核心は、実はここからだということに、この時点では誰も気づいていない。

そもそもの失敗は、遡行図のコピーだけで、紙の地図を持ってこなかったこと。KJ氏のiPhoneには、ルートがマークされたGPS地図が入っているのだが、なんと水没で故障!

下山は登山道ではなく、尾根の作業道を下ることになる。まず、茅の丸のピークから、矢沢林道に降りる踏み跡を辿ろうとするが、尾根が広くどうも踏み跡が見えない。
けっこう濃くガスっているので周囲の様子がわかりにくく、かつ、雨が本格的に降ってきて、眼鏡が濡れてにじんで、よく見えない。なんだかおかしいからいったん戻ろう、と茅の丸のピークに戻る。遡行図を確認しても、どう見てもあの尾根を下るんだろうけど、ちょっと心配である。

それで、予備で持ってきた熊倉沢左俣の遡行図にあった、熊倉山から作業道を通って下る道に行こう、ということにした。軍刀利山を越えて、熊倉山から、明確な踏み跡へ。最初のうちは、なだらかで気持ちのいい尾根で、わかりやすく、ほっとしたのもつかの間、だんだん悪くなってくる。登山道ではないから、道が悪くて、急降下しているところがあるのはともかく、広くて先がわかりにくい場所には難儀した。
ガスっているし、眼鏡は濡れてるしで、遠くが見通せない。おまけに地図がない。それでも、恐らく沢屋かハイカーが残したテープやペンキがところどころにあって助かった。また、登りでは腕時計の高度計で、高度を確認しながら登っていたので、下りでも高度を確認しながら降りて、だいたいの位置が確かめられたのがよかった。

下山時は、雨がずっと降っていた。行動中は、暑いからカッパは着ない。モンベルの沢シャツだけで十分。座って休憩するときだけ、ちょっとカッパをはおった。
しかし、雨で眼鏡が濡れて見づらい上に、足元がすべるので、なかなかつらい。いったんは、急坂のぬかるみで足をすべらせてバランスを崩し、さらに、運悪く木の根にひっかけてしまい、故障している膝の関節が外れたか、外れかけて派手に転んだ(いわゆる膝崩れ)。これは痛かった。まだ膝が腫れている。
が、歩けなくならなかったのは不幸中の幸いだ。こんなところで歩けなくなったら、いきなり遭難騒ぎだ。「地図も持たずに、登山道ではない道から下山。中高年の無謀登山」と、新聞に書かれるに決まっている。

どうにか林道が見えるところまでおりたが、あれ?駐車地点の目の前だ。遡行図ではもっとずっと奥に降りるはずなのに、おかしいな、どこかで間違えたか?と思ったが、まあ結果オーライで、あまり気に留めなかった。沢の水で全身の汗を流し、体やザックの泥を落としてから、着替える。Y木さんが気をきかせてゴミ袋を何枚か用意してくれていたのが助かった。濡れたものをすべてゴミ袋に入れ、車が濡れないようにして、乾いた服に着替える。

八王子でKJさんを降ろして、自分は中野駅まで送ってもらう。お盆休みのUターンラッシュで、帰りの渋滞が心配だったが、意外なほど道は空いていた。


↓左を登れば簡単だが、真ん中を直登。ボルダリング感覚。
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↓最後の10m滝。ガイドブックでは「右から巻く」とあるが、直登しても難しくはない。途中に残置ハーケン1本あり。
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●下山路を間違えていた(やっぱり地図は必須という反省)

ガイドブックに出ているの矢沢林道へ下るルートは、茅の丸のピーク(1019)から北に伸びる尾根を下る。しかし、下ってすぐのあたりが、開けた場所になっており、けっこうわかりにくい。

このパーティの記録は、ガイドブックの下山路を降りているが、やっぱりわかりにくいと書いている
http://uriunohomepage.nomaki.jp/tozan12/0617/tozan120617.html

地図を持っていれば、とにかく北に降りればなんとかなりそうだとアタリがつけられたと思うが、地図がないので不安だった。

いったん、登りツメた地点まで戻り、そこをすぎて熊倉山からの下降ルートとしてガイドブックに出ているルート(C)を下ろうとして、そこを下ったつもりだった。しかし、後から地図と照らして調べてみたら、自分たちが下ったルートは、実は熊倉山からの下りではなく、970のピークからの尾根下りだったと判明。下のパーティの記録と、同じルートだ。

http://blog.goo.ne.jp/s-aki_1946/e/004bfd80d16e5c13a4f2adb2e9976059

Aまで行ってから、踏み跡を見失い、遡行終了点まで戻り、そこを過ぎてCまで行くつもりだったのが、Cまで行かずに、Bの尾根に入っていた。
そしてEの地点まで踏み跡をたどったというわけだ。そのため、必要以上に長い尾根歩きを強いられた。それでも、もし、途中でDの方に下りていれば、だいぶ楽ができたと思う。まあ、踏み跡があったかどうなのかは、わからないが。

このとき、もっとも確実なのは、熊倉山からさらに北西の浅間峠まで行き、登山道を北に下りる方法だが、これだと駐車地点に戻るまでに、ぐるっと遠回りをすることになり、かなりの距離を歩かなければならない。舗装路に出てしまえばほぼ平地だから、歩くこと自体は簡単だが、尾根下りより時間はかかっただろう。しかし、もし沢ではなく、普通に登山に来ていて迷ったのなら、これがたぶんベストの方法だ。

我々はロープも持っているし、懸垂下降の技術もあるから、いざとなれば崖だろうがなんだろうが、懸垂で降りればいいや、という感じで適当に進んでもなんとかなる。しかし、ロープも持たず、懸垂下降もできない登山者の場合は、これはけっこう危険だ。適当に降りて行ったら沢に入ってしまい、滝や崖につきあたり、にっちもさっちもいかなくなる、というのが、遭難でもっとも多いパターンだと思う。

いずれにしても、地図があればもっと楽ができた。
「機械はいつ壊れるかわからないので信用できない。山に入るなら、紙の地図とコンパスは必須」という、当たり前の結論である。

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by seeyou44 | 2014-08-19 20:20 | 山行 | Comments(0)

阿武隈川水系・白水沢左俣左沢/沢登り

先の土日に沢登りに行ってきた。
毎年の春から初夏にかけて「お気楽山菜キャンプ」を楽しんでる無所属ハグレ探検隊仲間(私とKJ氏、K山氏)と、ちと遅くなりはしたが、今年もどこかに行こうと計画していた。
以前はKJ氏の車を出してもらうことが多かったが、彼が車を手放してしまい、K山氏も私も車を持ってないので(私は免許も持っていない)、さてどうしたものか、電車・バスで行けるところはあるか? はたまたレンタカーか?と相談していたところ、KJ氏の知り合いのNさんが参加し、車も出してくれることになった。
公共交通機関やタクシーの利用は手軽と言えば手軽だが、費用は高くつく。1台の車で、4人で行くのは一番交通費が安く済むパターンなので、貧乏な自分にはありがたい。
Nさんは、某山岳会に所属し、登山、沢、アイスクライミングとこなす本格派の岳人(フリークライミングはあまりやらないようだが)。彼女の提案もあり、例年のお気楽山菜キャンプとは少々趣を変えて、本格的な沢登りをすることとなった。

目的地は、阿武隈川水系・白水沢左俣左沢。日帰りの沢なので、土曜の朝から入り、適当なところで山菜宴会キャンプ、そして翌日は近くの茶臼山などに登りたい人は登り、甲子温泉で汗を流してから帰京という計画。

自分自身は去年は沢に行っておらず、2年ぶりの沢登りになるので、張り切っていた。
遡行グレードは初級ということなので、行く前に「高巻禁止・全滝オール直登でいこう」というメールを全員に送っておく(迷惑なヤツ)。

甲子温泉・大黒湯の近くに車を停め、キャンプ用具は車にデポして、行動食や登攀具だけをサブザックに入れて行動開始。

「オール直登」と言った手前、すぐに出てくるF1だったか、F2だったかで、滝壺でへつって滝の直下まで行きそこから登ろうとしたが、これは失敗。水から出れない。。。水流沿いとはいかないが、巻きじゃないよね、と自分に言い聞かせつつ、戻って左から登り直す。
たぶん、ここで右のラインを選ぶ人は、真夏でもそういないだろう。下界はずいぶん暑かったらしいが、高度1000m付近なのでそれなりに涼しいし、上部には雪渓がたくさん残っており、水はまだ冷たい。これに懲りて、その後は水に浸かるのはやめた。
F3が、観光名所にもなっているらしい、衣紋滝2段12m。やや左に逃げて、ここも水流沿いとはいかないが、一応巻かずに直登。
その後も、登れる滝がどんどん出てきて、クライマー的にはなかなか面白いよ!
登攀自体は難しいところはなく、フリーのグレードで言うと、せいぜい5.7~5.8くらい。もちろん、沢だから基本的に濡れているし、浮石も多いので油断はできないが、まあ、難しいとか怖いというところはない。
ただ、残置ハーケンなどはあまり見当たらないので(全滝を通して、残置は1か所しか見つからなかった)、トップは基本ノーロープ(フリーソロ)で登ることになる。10m以上の高さになると、落ちたらただでは済まないだろうから、登りに自信がなければ巻いた方がいい。
(なお、遡行図は、下記サイトのものを参考にさせてもらった。謝して記します。
http://blogs.yahoo.co.jp/well_ksandw/5828288.html

予定(?)通り全滝直登かと思ったが、最後の方の「F8・5段12m」は、大きな雪渓のため滝の基部にとりつけなかった。雪渓の上からのトラバースを試みたが、岩壁がグズグズで悪いし、最後の方なので疲れていたこともあって、ここだけは巻いた。はっきりした巻道もないので、草付きを直登。
最後は、小悪い小スラブ地帯を抜け、10分くらいの藪漕ぎをして登山道へ出る。
下山は1時間程度。沢の下山としてはだいぶ楽な方だろうが、なまっている脚にはけっこうこたえた。下山靴を忘れて沢靴でそのまま歩いたせいか、あるいはそれは関係ないか、故障(前十字靭帯損傷)している右膝には、若干の痛みをずっと感じていた。やっぱりこの膝では、本格的な登山をするには、懸念がある。

沢は詳しくないので、他との比較はあまり言えないが、日帰りの小さい沢ながら、上流まで登れる(登攀的に面白い)滝が続いて、とても楽しめた。
渓相や釜の色もとても美しいので、もっと暑くて泳げる時期にきたら、さらに気分がいいだろう。

車に戻ったときはもう大黒湯の日帰り入浴時間は過ぎていたので、そのまま車で移動し適当なテンバを探して、夜はお決まりの焚火宴会。23時くらいまで飲んでいただろうか?
沢のときは、いつもテントは持たない。ブルーシートでの半露出野営(ホームレススタイル)にしている。
ちょっと寒くて、夜中に何度か目が覚めた。連日寝不足だったので、8時過ぎまで眠る。何度も目が覚めたとはいえ、8時間以上寝た。
オヤジ3人がだらだらと惰眠を貪っている間に、Nさんは4時くらいに起きて、さっさと茶臼岳を登り、9時過ぎには戻ってきた。まじめな岳人である。

撤収をして、大黒湯へ。立ち寄り温泉は、朝10時に始まるところを、10時ちょっと前に着いたが、入れてくれた。
ここの風呂は2つあって、1つは平地というか、1階にある。近代的な給湯設備が設えられており、石鹸やシャンプーも備えられている。緑に囲まれた露天風呂もある。
もうひとつは、こちらがもともとの風呂だと思うが、長い階段を下った先の谷底にある古い建物。下の風呂は、かけ流しの温泉をそのまま川に流しているため、石鹸・シャンプーが禁止。混浴となっているが、そのとなりに女湯が(たぶん後からできたのであろう)あり、女性は皆そちらに入っていた。
最初に上の風呂で体を洗い、汚れを落としてから、一度服を着て廊下を歩いて下の風呂に行く。
上の風呂も、下の風呂もぜいたくな源泉掛け流し。大変良いお湯だが、とくに下がとても良かった。30坪ほどはあろうかという大きな建物に、わずかな蛍光灯とランプで灯りをとっただけの屋内は薄暗く、古い湯治場の雰囲気が残っており、大変風情がある。湯温も、下の湯の方がややぬるく、ゆっくりと入っていられる。
ぬるいお湯にゆっくりつかるのが好きな自分は、かなりゆっくりつかって、他の人をだいぶ待たせてしまったが、時間があればもっとつかっていたかった。

上りの高速はまったく渋滞無しで、途中のPAで食事をしたが、それでも巣に戻ったのは3時前だった。
さすがに疲れていて、2時間くらい昼寝。そして、夜は江戸川橋へ。
朝に温泉入ったのに、また汗をかいた。あまり登れなかったが、満足。

●装備メモ
東京の予想最高気温は33度。真夏並み。
行動中はモンベルの沢ジャケット(長袖)に、ゴアカッパ上。下はモンベル沢タイツに、7分丈パンツ。すね当て、フェルト沢靴。グローブは着けたり外したり(登るときは外す)。ヘルメットは、シロッコにしようかどうか迷ったが、もったいない気がして、昔から持ってるBDの重いやつにした。
他のメンバーは、みなずっと半Tで行動していた。自分は特に寒がりなのかなあ? あるいは、朝一のドボンで体が冷えたか。ほとんどずっとカッパは着たままだった。

●ヒヤリメモ
F3で、自分とNさんは滝を直登。KJ氏とK氏は巻くことにした。ところが、巻いた2人がなかなか降りてこない。大高巻になって、ずっと先まで行ってしまったかと、先の方に見にいってもおらず、戻ってきてもおらず、だいぶ行ったり来たりしてしまった。結局、途中で悪いところがあって進めずに元の所に戻ってきたのだが、どうなることかと思った。
・教訓1:ロープを持っていれば、最悪、懸垂で沢に降りられる。高巻きをするなら、ロープは必須(当然、懸垂の知識、経験があることが前提だが)。
・教訓2:パーティが別れると状況が分からなくなったときに困る。別れるなら、無線機がほしい。

●放射能メモ
大黒屋近くの道端には、「魚釣り禁止」の看板が。。。もちろん、原発事故による放射能のためである。
そして駐車場の隣には、放射能測定器と送信アンテナのセットが。
沢の水は気にせず飲んでいたが、キノコなども、たぶん食べない方がいいだろう。コシアブラ、ウド、ウルイなどの山菜もけっこうたくさん見られ、採取している人もいたが、結局(自分は)食べることはなかった(記憶ではだれも食べてなかったようなのだが、単に、酔っぱらって食べるのを忘れていただけか?)。

原発だけは、本当にやめにしてほしい!

甲子温泉近くの駐車場で着替える。
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駐車場の脇にはこんな装置が。ドコモのアンテナがあるから、データを送信してるのかな。
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現在の放射線量。0.089マイクロシーベルト。東京のおよそ2倍程度らしい。
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F1かF2の滝壺。泳いで滝の直下までいくも敗退。寒かった。
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F3。水流から少し離れた中央に小さく2人が見える。高度はあるが、弱点が顕著なので登るのは簡単。
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Nさん。こんな感じの登れる滝が連続する。
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水が綺麗で気持ちいい。
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KJ氏
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K山氏。上から撮ると高度感がある。
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F8、5段12m(奥に細く見える)の手前。上部にはかなり雪渓が残っている。滝の基部には取り付けず。
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最後の藪漕ぎは10分くらい。
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by seeyou44 | 2014-06-04 11:29 | 山行 | Comments(0)

小田倉沢でニセ服部文祥

土日、K山、KG氏と3人で、群馬の小田倉沢へ遊びに行った。
どこに行こうかなと迷ったが、右ひざ前十字靭帯損傷をしてから、まともな登山や沢行は一度もしていない。まして今は、痔もあれば背中の粉瘤もある。
がっつり登れる沢にも行きたいのだけど、そんな体の状態で、もしもなにかがあったらつまらないし、仲間にも迷惑をかける。
それで、今回はリハビリというか様子見みたいな感じで、沢登りというほどのものでもない、ゆるい沢キャンプとした。

小田倉沢は、過去に2回行っており、だいたいどんなところかはわかっている。難しい登攀もなく、明るく開けており、幕営好適地もたくさんある、癒し系の沢だ。遡行価値があまりないマイナーな沢だから、他の沢屋と会うこともまずない。釣り師が多少入ってる程度。
別に、尾根まで詰めるつもりもない。行ける所まで行って、疲れたらそこでキャンプしよう、という計画とも言えない計画でスタート。東京よりは涼しいし、水は綺麗だし、山女や岩魚の魚影も見えて、気分がいい。釣り師のK山は竿を出すと、反応はいいようで、さっそく吊り上げていた。15センチ程度の小物なのでリリース。
自分は手づかみで岩魚を捕らえようとするが、これは難しい。コツがあるみたい。
2時間ほど歩いたら、ちょうどいいテン場があったので、もうここでいいやと行動終了。K山に岩魚確保を命じて、自分とKG氏は薪を集める。
しばらくして、K山が首尾よく3尾の割と大きな岩魚をぶら下げてくる。1尾は尺だったかもしれない。
焚き火を熾して、乾杯してから、岩魚の皮を歯でむいて「服部文祥ごっこ」をして遊ぶ。
皮をむいた岩魚は刺身に、その他は塩焼きでしっかりいただいた。旨かった。
骨は焼き枯らして骨酒に。
沢の音を聞き、焚き火にあたりながら、自然の恵みをいただく。五感のすべて味わうものだから、ここに来なければ味わえない。都会でいくら金を積んでも、絶対に味わうことはできない、非常に贅沢な味だ。
さらに、焼肉宴会へと続き、十数本のビールと、2.4Lの日本酒を、3人で1滴残らず飲み干す。
5時ごろからスタートした宴会は11時過ぎまで続いたが、酒が切れて終了。

翌朝は9時過ぎまで寝ていた。自分はいつものようにテントは使わず、ブルーシートを屋根にした「ホームレススタイル」だが、寝袋にくるまれば、寒さはまったく感じなかった。
ただ、シュラフカバーを忘れていた。もし大雨が振ったら、辛かっただろう。

朝飯を食ってゴロゴロしてたら、単独の釣り師が降りてきた。挨拶をして話をすると、なんと上流に熊がいたという。しっかりとした成獣だったらしい。「爆竹を鳴らして追い払った」ということ。
地元の人なのか、よくこの沢に入っているらしく、5月のGWころはけっこう人が入っているらしいとか、下降ポイント、本流の方の様子などを教えてもらう。
その人が立ち去ったあと、熊を見たいという気もあって、ひとりで上流を進む。といって、出てこられても困るといえば困るが。結局、姿は見えなかったが、砂地に、大きな4本爪の、熊の足跡らしきものはみつけたので、やっぱり近くにいるのだろう。
熊はいなかったが、トンボはすごかった。大群といっていい。ぱっと見て、常に数百匹は飛んでいる感じ。これだけいると、ちょっと気持ち悪いくらい。

散歩も飽きたので、下山。適当に泳いだり、クライミング遊びや、トラバース遊びをしたりしながら、のんびり歩く。取り付きにほど近いところで、素麺の昼食。河原で食べる素麺は最高に旨い。

道の駅の温泉で沢臭さを洗い流し、帰りの関越は30km超の渋滞があったが、中央道のように完全に止まってしまう渋滞ではなく、そこそこ流れながらのものなので、それほど遅くならずに帰れた。

膝の具合だが、ゆっくり進んで片道2時間程度で高低差もあまりない行程で、とくに問題はなし。2回ばかり、ちょっとした不意の段差で「ヤバイ」と感じるときがあったが、持ちこたえた。
もう1、2回くらい、もう少し長めに歩く沢に行って、膝の具合を確かめたい。

がっつり登る沢ももちろん楽しいけど、時間を気にせずのんびりする癒し系のまったりキャンプも心が洗われるようで、たまにはいいものだ。
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by seeyou44 | 2012-08-27 22:26 | 山行 | Comments(0)