おなかがすいたら登れない(旧)

ネコは空飛び、犬は登る

T-Wall江戸川橋57(p61) 左足かかと骨折!

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最近、仕事が重なったり、妙なトラブルがあったりして変に忙しく、ろくに睡眠も取れていない。
やはり、こういうときは注意散漫になるのだろうか、大きな怪我をしてしまった。

夜、神楽坂に荷物を届ける用件ができた。ついでにちょっと登ってくるか、とクライミングシューズをかばんに忍ばせる。
江戸川橋は、トップロープの壁の一部が変わっていた。でっかりハリボテができて、難しそうな10dがあった。
常連さんと見学しながら、「これ難しそうですねえ」などと話していたが、今日はハーネスを持ってないし、寝不足で疲れてもいるので、そんなにバリバリ登るつもりもない。軽く体をほぐす程度ですぐ帰ろう、と思っていた。

ボルダーで適当に以前登った課題をリピートしたり、常連さんとセッションしたりしたりて、そろそろ帰るか、というときに、トップロープ壁の黒10dが気になった。
どうやるのかなあ、と下部だけ触ってみようと思い取り付くと、意外と簡単。巨大ハリボテのカンテを持ち、「なるほど、ここでヒールだね」と思いムーブを確かめてると、突然手が滑って落ちた。落ちたといっても、1.5mか、もしかしたら1m程度かもしれない。体育館マットの敷いてあるリード壁なら、なんの問題もないはず。
しかし、江戸川橋のトップロープ壁の下は、ただのじゅうたんだ。まあ、不意落ちでバランスを崩していたから、落ち方が悪かったのだろう。左足のかかとから落ちてしまったようで、かかとに激痛が走る。
やっぱり、疲れがあって、注意散漫になっていたのだと思う。

歩こうとして、左足をつくと、痛くて歩けない。このときに、「ああ、多分折れたな」と思う。
病院に行かなければ。。。でも、ここで救急車などを呼ぶのはジムに迷惑をかけるし、なによりかっこ悪い。
自転車で来ていたので、歩くのは無理でも自転車なら乗れるだろうと思い、乗って取り合えず会社に向かう。
なるべく左足に力がかからないよう、右足だけで自転車をこぎながら、とりあえずいったん会社に戻り、タクシーで救急病院に行こう、と思って、ケータイで、救急病院を調べながら走るが、よくわからない。
そうこうするうちに、だんだん痛みが強くなってくるので、こりゃだめだわい、と思って、大通りのわかりやすいところに歩道で自転車を停め、119に電話する。
救急車両の出動件数が多く、本当に重篤な状態の人に悪い影響があるということは知っているので、夜間診察してくれる救急病院がどこかだけを教えてもらって、タクシーで行こうと考えていた。
しかし、電話に出た女性はまったく取り付く島もない感じで、とにかく救急車を出すから、今いる場所を教えろの一点張り。
それで、○○通りの、○○銀行の前と告げ、救急車を待つことにして、電話を切る。いま、重病患者が出ませんように、と願いながら、やけに喉が渇くので、自販機でジュースを買う。
この時点で、左足はじっとしていても痛く、もちろん地面につくことはできず、電柱などに寄り添いながらずっと片足立ちの状態。
ジュースを飲んでいると、電話が鳴り、救急隊員と話しているうちに、サイレンが近づき、救急車が来た。

「怪我してる人はどこですか?」と聞くが、本人がぴんぴんして(片足は上げてるけど)「私が電話しました」と言うと、ちょっと“拍子抜け”といった表情をチラリと見せ、そうなんですね、高いところから落ちて怪我をしたと聞いたので、2階とか3階から落ちたのだと思ってました、などとと言う。しかしもちろんストレッチャーに寝かせてくれ、救急車で病院まで運んでくれた。
救急車の中では、血圧・心拍数や体温を計られ、瞳孔を調べられ、氏名住所、怪我をした理由、現在の症状などを聞かれる。自分は基本的に体が弱く、持病があったりするので、救急車で運ばれたことは何度かある。したがって、こういうやりとりは初めてではないし、今回は痛いところは足だけなので、落ち着いていられる。
御茶ノ水の駅の向こうの、日大病院へすぐに到着。本郷・御茶ノ水付近は病院が多いのでこういうときはとても助かる。以前は、千駄木の日本医科大病院に運ばれたのだが、あそこだと会社からちょっと遠い。日大病院ならあそこよりは近いから助かるな、などと考えていた。

まずはレントゲン撮影。幸運にも打撲だけだったらいいな、と思ったが、やっぱりかかとの骨折だった。ギプスをまく前に、医師がナースさんに「足を拭いてあげて」という。いやあ、汚い足で面目ない。。。昨日も風呂に入ってないし、今日はさっきまでクライミングシューズだし、足が臭いだろうなあ。おまけにそこに脱いであるサンダルは、ガムテープで底の穴を塞いでるし。ちょー面目ないよ!

フリークライミングで落ちて怪我したということは、救急隊員を通じて、病院にも伝わっていたのだが、ナースさんが「クライミングで赤い壁を登ったんですね?」と言う。(たしかに、江戸川橋で赤テープの課題にトライしたけどなあ。。。なんでそんなこと知ってるんだろう? もしかして、クライマーナース?)と思い、「赤い壁とは?」と聞くと、「足が真っ赤だから」という。モカシムの色移りだ。。。
帰りには、かばんからモカシムを取り出し、「こういうシューズを裸足で履いて登るんですよ」と、クライミングシューズを見せてあげたら、「なるほど、それで赤くなったんですね~」と、ナースさんは喜んでいた(ような気がする)。

医師はギプスを巻きながら、足が着けるようになるまで6週間くらい、全治は2ヶ月くらいですね、という。まあ、そんなものなのかな?意外と早いようにも思えた。
最初、足首が痛いと思っていたので、足首を折ったかと思ったが、そうではなくて良かった。119に電話したときはあわてていたので、「3メートルくらいのところから落ちた」と言ってしまった。医師は3mから落ちてこれだけの怪我なら幸運ですよ、と言ってたが、よく考えるとそんなには高くない。実際は、せいぜい1.5mといったところだろう。それでも折れるときは折れるんだね。

医師は、ギプスを巻いたら、来週また来てと言い残し、さっさと帰ってしまった。そっけないが、夜中に診てくれたので、感謝してます。
松葉杖を貸してくれたのだが、その保証金が2本で6000円もすると言う。高いなあ、と文句を言うが、ナースさんは無視。借りなければ、今から帰ることもできないのだから、借りるしかない。
診察室で、ちょっと歩き方の練習。「若いからすぐ上手になりますね」と言われて思わず苦笑いして「いや、若くはないんだけど…」というと、「お年寄りだと歩くだけでなかなか大変なんですよ」という。爺さんと比べるなぁ。
もう1人のナースは、「スポーツをやってるから、大丈夫ですよね」などという。その通り、こういうときのために、普段から筋トレを、、、してるわけではない。
子どものころにも、膝の骨折をしたことがあるので、その時の記憶から、風呂に入るのが面倒だなと思って聞いてみると、ギプスは固定されているのではなく、包帯で巻いて固定しているもので、取り外しができるという。だから、外せば今日からシャワーを浴びてもかまわないらしい。さすがに今日はシャワーはいいけど。。。

後からギプスをよく見てみると、ギプスになっているのは、足の下と後ろの半分だけで、上はただ包帯だけだった。たしかにこれなら外せるけど、完全固定、という感じではないなあ。大丈夫か?それに外すのはいいけど、また自分で包帯を巻くのは、けっこう難しそうだけど。。。

会計は、診察代が1万3000円以上!松葉杖保証金とあわせて、約2万円。高いねえ。。。怪我も痛いけど、出費も痛い。もちろん、そんな大金持ち合わせていないので、借用書を書かされる。
御茶ノ水の神保町よりの病院から、会社までは一駅程度の距離だろうか。病院の前には、客待ちのタクシーもいるのだが、普段だったらなんてことのない距離だから、タクシーに乗るつもりはさらさらない。
診察費のこともあるから、節約しなければならないし。

御茶ノ水駅前のラーメン屋で飯を食いながら、メールやmixiで皆さんに骨折報告(写真はラーメン屋で撮った)。
腹ごしらえもしたし、さて帰るか、と歩き出すが、これがけっこう大変だった。
松葉杖って、要するに足の代わりに手で体重を支えるわけだから、腕がけっこう疲れる。上腕三頭筋がだるくなるし、ずっと握ってるので、前腕なんかパンプしそう。
怪我をした方の足は、地面に着かないようずっと上げているので、これはハムストリングスが疲れる。
一応クライマーで、トレーニングもしている自分ですらそうなのだから、普通の人が松葉杖で長距離を歩くのは、とても大変だろう。しばらくすれば、筋肉が適応してくるのだろうが。。。
ようやく会社に戻ったときには、かなり汗をかいていた。
これは、上半身のいいトレーニングになるね。要するにディップスみたいなもんだから、大胸筋や腕を鍛えるには最適だ。

今回の反省点としては、やっぱり寝不足で注意力が散漫になってるようなときは、ジムに行かない方がいい。思わぬ怪我の元になる。
しかし、怪我をしてしまったことは今更どうこう言ってもしかたないので、これからの生活について考える。
クライミングは当分できないだろう。ちょうど、来週に江戸川橋の半年パスが切れるタイミングで、無駄がないのは不幸中の幸いだった。
上半身はなんの支障もないから、チンニング、キャンパシング、ベンチプレス、アームカールなどでバリバリ鍛えよう。とくに、クライミングをやってる間はなかなか取り組めない、指力強化、握力強化には真剣に取り組みたい。
有酸素運動は、松葉杖をついて歩き回ることか。怪我をしてない右足だけが強くなってしまいそうだが。。。
クライマー保険に入っていれば、治療費が一部補てんされるはずだが、残念ながら自分は未加入(JROのみ)。
怪我が治ったら、クライマー保険加入を考えよう。
当面、酒はがまんして、プロテインと無脂肪乳を飲むぞ!
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by seeyou44 | 2011-10-08 02:06 | ジムクライミング | Comments(0)


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